E-P5と75mmF1.8
35mm判換算150mmの大口径レンズがこのサイズに収まるのはマイクロフォーサーズならでは。しかもF1.8からキレキレに写るので、古い大口径レンズのように「少し絞らないと…」ということもなく安心して使える。
E-P5 75mm F1.8 1/1250 ISO200
ボケもきれい。ボケの様子は絞り値や背景との距離で様々に変化するため一概に「このレンズはボケがきれい(きたない)」と言えない面もあるが、少なくともこのレンズを使っていてボケがうるさいなと感じたことはないので、割とどんな状況でもきれいなボケを演出してくれるんじゃないかと思う。
E-P5 75mm F2.8 1/4000 ISO200
最近、梅雨時にアジサイと並びよく見るようになったアガパンサスの花。まるで昔から日本に自生しているかのようにあちこちで咲いていますが、これ見かけるようになったの最近ですよね?
E-P5 75mm F2.5 1/2000 ISO200
望遠なおかつこのF値ということで背景も前景も簡単にぼけてくれるため、自然と主題が浮き上がる。
E-P5 75mm F2.5 1/4000 ISO200
花はもう終わりかけだったが、アガパンサスの花弁は汚く痛むこともなくなおきれいに咲いていた。ヨーロッパの風景で定番のバラやゼラニウムは雨に打たれると花弁がすぐに痛んで汚くなってしまうため、梅雨のある日本で風景を彩る花に利用するのは難しい印象がある。アジサイやアガパンサスのように雨に強い花は放っておいてもきれいに咲き続けるので、日本の風景にはこちらの方が適しているだろう。
E-P5 75mm F2.0 1/1000 ISO200
この写真を見て分かるように歪曲はほとんどない。ボケのきれいな望遠レンズなので「手前に主題を置いて背景をぼかす」という奥行きを意識した使い方が多くなると思うが、こういった平面的な写真も歪みなくきっちり撮影できる。
なおこれらの写真はすべてRAW撮影したものをLightroomで現像処理しているが、歪曲収差の補正はしていない(色合いやコントラストの調整はしています)。
E-P5 75mm F2.0 1/400 ISO200
E-P5 75mm F2.0 1/800 ISO200
E-P5 75mm F3.2 1/2000 ISO200
山下公園内の花壇。紫と白と緑の配色がきれいだった。
E-P5 75mm F1.8 1/6400 ISO200
絞り開放でアジサイを撮影。
E-P5 75mm F3.5 1/640 ISO200
逆光での撮影。