fortia’s カメラレビュー

カメラと猫と骨董品

NOKTON 42.5mm F0.95 をフルサイズで使う

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Voigtländer NOKTON42.5mm F0.95はマイクロフォーサーズ用のレンズなので本来はα7に装着できないが、Eマウントの方がフランジバックが若干短いのでアダプターを挟むことにより何とか撮影できる状態になる。

何とか、というのは私が購入した安アダプターでは無限遠にピントが合わない。もう少しだけ薄いアダプターがあれば良いのだが。

イメージサークルAPS-Cにギリギリ足りない程度、ほんの少しトリミングすれば普通に使えそう。次の写真はNEX-7に装着して撮影したもの。

f:id:fortia:20161128234654j:plainNEX-7 + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放

APS-Cでギリギリなのでフルサイズで使うと完全に足りない。

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α7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放

しかしトリミングしてスクエアフォーマットにしてしまえば

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雰囲気あっていいんじゃないかと。

f:id:fortia:20161017000714j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放

四隅の影が気になる場合は切り抜き範囲をもう少し狭めれば良い。

f:id:fortia:20161016230218j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放

α7sだと画素数が大分減ってしまうのであまり実用的ではないかもしれないが、7rや7r2なら十分な画素数を保てるだろう。

f:id:fortia:20161016230608j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放

 

f:id:fortia:20161016230708j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放

 

f:id:fortia:20161016230728j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放

開放で撮れば被写界深度がとても浅くなるので、もしかしたら中判カメラで撮ったような雰囲気を出せるかもしれないと期待していた。35mm判以下のカメラではピントを少し遠くに置くとすぐにパンフォーカス気味になってしまうので(標準画角のレンズ)、そこが少し不満だった。深度がコントロールできるようになればもっと面白くなると思っていた。

実際撮影してみて、確かに深度は浅いのだけど、やっぱりロクナナで撮った写真とは違うなという印象。でもまあ今更フィルムを使う気もないし現実的には浅い被写界深度が欲しかったらこういう明るいレンズを使うしかないだろう。

 

f:id:fortia:20161016234808j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放


このレンズ、基本的には開放から先鋭に映るが、近接撮影時は結構滲む。

f:id:fortia:20161017000531j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞り開放


f:id:fortia:20161016235527j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞りは多分F2くらい


f:id:fortia:20161017000803j:plainα7s + NOKTON42.5mmF0.95 絞りは多分F2くらい