fortia’s カメラレビュー

カメラと猫と骨董品

Canon LENS 50mm F1.8の分解清掃

f:id:fortia:20190620225647j:plain

オークションで何も説明がないキャノンのカメラを落札した。説明がないからそれほど値が上がらない。レンズは結構きれいに見えたから、もしかしたら掘り出し物じゃないかと思った。

f:id:fortia:20190620231446j:plain

違った。

f:id:fortia:20190620231927j:plain

すごい曇ってる。

この年代のキヤノンのレンズは曇っているものが多く、しかも清掃しても除去できないタイプの曇りなので、この時点で「分解しても無駄だろうな」と思った。まあそれでも分解するんだけど。

f:id:fortia:20190620232012j:plain

絞りの前は透明。

f:id:fortia:20190620231951j:plain

絞りの後ろが曇っているので、後ろから分解する。

f:id:fortia:20190620232336j:plain

ヘリコイド部とレンズ部が分かれる。

f:id:fortia:20190620232431j:plain

分解痕があった。分解痕を見つけるとやる気がなくなる。過去の誰かが分解清掃しても改善できなかった症状、という答えが見えてしまうので。

f:id:fortia:20190620233138j:plain

このリングを外すと一番後ろのレンズを取り出せるが、今回の目的はもう一枚奥のレンズなので外す必要はない。

f:id:fortia:20190620233034j:plain

何のために塗布されているのか分からないグリス。以前分解した人が塗ったのだろうか。

このリングをひねって外す。

f:id:fortia:20190620233956j:plain

すると穴の開いたリングが出てくるのでカニ目レンチで回す。

f:id:fortia:20190620234710j:plain

レンズごと外れる。

f:id:fortia:20190621000512j:plain

もしかしたらきれいになるかもしれない、という淡い期待を抱いて拭いてみる。

f:id:fortia:20190621001006j:plain

やや落ちたが、何度拭いてもこれ以上はきれいにならない。

f:id:fortia:20190621001147j:plain

組み戻してみても、やはり曇っている。

αにつけて撮影してみる。

f:id:fortia:20190621003429j:plain

どうだろう。滲みレンズとして使えば何とかなるか。でも滲みレンズは他にも色々持っているから必要ない気がする。

写真レンズとして使うのは諦めて高性能ルーペとして活用する方が良いだろうか。

f:id:fortia:20190621004847j:plain

でも高性能ルーペも既に何本も所有しているから……