
先日オークションで面白いカメラを見つけた。映像が出ない故障品ということだったが珍品の予感がしたので落札した。
オリンパス、キャメディアシリーズのコンパクトデジカメC-5060 Wide Zoomのシルバーモデルである。2003年発売のオールドデジカメ。ほぼ同型のC-7070については以前記事にした。

カラバリなんて珍しくもないと思われるかもしれないが実はこのカメラ、黒しか発売されていないのである。
ペンタックスがよくやっていた「シルバーモデルの限定販売」なんて話も聞いたことがない。

仕上がり具合を見ると、ユーザーが趣味で塗装した、というレベルでないことが分かる。

では、このカメラは一体何なのか。
ヒントはモニタ表示にあった。下の写真、二機種の間で表示項目に違いがあるのが分かるだろうか。


黄枠で囲った部分。左側はフラッシュの光量、右側は画質調整のパラメータだろう。通常の5060ではメニューに潜ってもこれらを表示させる項目は見当たらない。この個体はテストモードになっていると思われる。

そしてこのカメラの底面には本来貼られているはずのシリアルナンバーなどが記載されたシールもない。

というわけで、おそらくこれは一般に販売されたものではなく開発途上の試作機ではないかと思う。去年オリンパスはカメラ部門を切り離しているから、もしかしたらその際に色々処分したかもしれない。その中でどさくさに紛れて中古市場に出てきてしまったものがあったかもしれない。
まあでも、私が知らないだけで少数出回っていたカラバリモデル、の方がやはり現実的かな。