前回のカビ玉ロッコールの続き。
分解清掃に挑戦する。
銘板などを回す道具は#形のものより↑これの方が力が伝わりやすく良い。奥まった所には使えないから#形も併用する必要はある。
分解しやすいレンズだと思う。銘板を外したあとに押さえ環を一つ外すとレンズおよび絞りユニットが丸ごと引っ張り出せる。レンズは4群にまでは簡単にバラせる。4群に分けた段階で清掃が済んだのでそれ以上分解できるかは分からない。
清掃後の写真↑
あんまりきれいになっていないと思うかもしれないが、元は↓これだから。
清掃しても消えないカビ跡があるし、LEDで照らすと微細な塵まで見えてしまうし、ある程度は仕方ない。オールドレンズとしては良い状態まで戻せたと思う。
清掃済みのレンズを付けて撮影に行く。
カビあり撮影と同じ構図の写真を撮りたかったがカモメが欄干にいなかった。
レンズ清掃によって一定程度コントラストは改善したと思う。掲載した写真だけ見ると違いは分かりづらいかもしれないが、αに付けてファインダーからあちらこちら覗いた身としては、画面が白んでしまう場面は減ったと感じた。
清掃後でもフレアっぽさは少し残っているが、これはこのレンズの元からの特徴だろう。撮影時もピントの山が掴みづらく難儀した。