最近、音楽に合わせて机や鍵盤を叩くのが日常になっている。
基本的にはただひたすら左右交互にタカタカタカタカ叩き続けるだけなのだが、それをやっているだけでも段々と細かい刻みが認識できるようになってきて、次第にテンポの速い曲でも叩けるようになってくるからおもしろい。
今まで何となくリズム感というのは頭の中に培われる能力だと思っていた。しかし実際にあれこれやっているうちに、リズム感は運動と不可分で、それは決して頭の中だけに作られる感覚ではないのだと気付いた。叩くために振り上げた腕にリズムを感じたりする。
トレーニングの一つに面白いものがあったので紹介したい。
「口で拍を数えながらリズムを叩く」というものである。
まず↑このリズムを叩いてみてほしい。左手右手を交互に使って、机でも膝でも何でもいいから叩く。
リズムを譜面にすると多分こんな感じだ。

上が右手で、下が左手。別に逆でもいい。右手左手交互に打つだけだから難しくはないと思う。
次に、このリズム打ちを「いちとう、にいとう、さんとう、よんとう」と発声しながらやる。
リズム打ちを左手から始める場合、左手打ちと「いち」が同時で、右手打ちと「とう」が同時になる。
いち(左手)とう(右手)にい(左手)とう(右手)さん(左手)とう(右手)よん(左手)とう(右手)
最初は戸惑うかもしれないが何度か練習すればできるようになると思う。言葉による説明では何をしようとしているのか伝わらないかもしれないのが不安だが。
ここまでは導入。ここからが苦行。
今度は↓このリズムで同じことをやる。
譜面にするとおそらくこんな感じ。

基本的には同じ構造なのだが三拍目の左手だけ少し前にずれて2回打つという違いがある。
ポピュラー音楽の演奏経験がない方は叩くだけでも苦労するかもしれない。それでも、さっきの音源を繰り返し聴いて練習すれば正確ではないにしても一応は叩けるようになるんじゃないだろうか。
問題なのは、これを先ほどと同じように口でカウントしながら叩く場合だ。
ハードルが一気に上がる。
声無しでは叩けていたリズムが声を入れた途端だめになる。私のようなリズム初心者はニイトウの「ウ」のところで確実にやられる。間違って「サ」を発声してしまったりする。
こういう半歩ずれるようなリズムパターンをシンコペーションと呼ぶらしいが、西洋音楽あるいはポピュラー音楽に慣れていない人は私同様たぶんこれが苦手だと思う。
とにかく釣られる。
本来あるべき拍の位置から半歩ずれて不意打ちのごとく音が来るわけだから、釣られてしまうのは別におかしなことではない。はず。しかしポピュラー音楽では1、2、3、4のカウントは一定に保たなければならないから、シンコペーションが来るたびにカウントがずれてしまうのはまずい。それでは人と合わせられない。
本来「ウ」を発声すべきタイミングで「サ」を発声してしまうのは自分の中でカウントがずれた証拠と言える。シンコペがどれだけ不意打ちをかましてきたとしても頑として動じないカウントを自分の中に醸成する必要がある。
これはそのためのトレーニングなのだと思う。最初はできなくてもゆっくりから始めてひたすら繰り返しているとできるようになる。
これができるようになることでリズム感が付くのかは分からないが、これを含めて普段からリズム打ちをし続けていると付いてくるのは確かだと思う。カラオケでも以前に比べて正確な位置に音を嵌められるようになってきた。
カメラとまったく関係ない話になったが、みなさんのブログを拝読するに音楽好きな方も多いので、まあたまにはいいかなと。最近街に猫がいないので撮るものがない。