fortia’s レビュー

カメラと猫と音楽と骨董品

89歳のイチゴゾナー

イチゴゾナーを付けて撮影してきた。

ゾナーというのはドイツ、カールツァイス社が作ったレンズの名称。綴りはSonnar。

youtubeでアメリカ人はソナーと発音していた。ドイツ語ではゾ。

5cmゾナーにはF2とF1.5の二種類あって日本のカメラ愛好家は1.5の方をイチゴゾナーと呼んでいる。

まだコーティング技術が確立していない時代のレンズ。

反射光がきつく、絞り羽根がよく見えない。

シリアルナンバーから1937年製と思われる。

Carl Zeiss serial numbers - Camera-wiki.org - The free camera encyclopedia

89歳。これまでたくさんの景色を見てきたことだろう。

90年近く前にドイツの光を写し取っていたレンズが時空を超え、ここ日本でまた光を結像させると思うと感慨深い。

レンズの状態はあまり良くない。曇っているし、

気泡が生じている。レンズ同士をくっつけている接着剤が劣化すると、こういう症状が出てくる。いわゆるバル切れ。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO500, 1/250秒, F1.5

スナップ写真を撮る分には何も問題ない。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO125, 1/250秒, F1.5

フレアが生じやすい気もするが、この時代のレンズはそもそもこんな感じ。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/2000秒, F1.5

鳩がいい位置に佇んでいた。線の配置なのか、ちょっとドラマチックに感じる構図。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/400秒, F1.5

モクレン。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/1000秒, F1.5

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO125, 1/250秒, F1.5

椿。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO160, 1/250秒, F1.5

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/2500秒, F1.5

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/4000秒, F1.5

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/1250秒, F1.5

虹の縁取りがある巨大ゴースト。レンズ内の反射光が原因と思われるが、反射防止処理の甘いマウントアダプターの可能性もありそう。

アダプターなしで使えるフィルムカメラのContaxに付けて確認してみたい。いずれ。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/640秒, F1.5

クリスマスローズ。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/250秒, F1.5

奇珍という中華料理屋があった場所。取り壊されていた。店構えに雰囲気があって前から気になっていたのだが。

89歳のゾナーより長い歴史を持つお店だったとは知らなかった。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO160, 1/250秒, F1.5

マンションが建つのだろうか。最近、一軒家が取り壊されると大体マンションが建つ。感傷に浸る間もなくできあがるので驚く。

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO160, 1/250秒, F1.5

α1 + Sonnar 5cmF1.5    ISO100, 1/640秒, F1.5