
イチゴゾナーを付けて撮影してきた。

ゾナーというのはドイツ、カールツァイス社が作ったレンズの名称。綴りはSonnar。
youtubeでアメリカ人はソナーと発音していた。ドイツ語ではゾ。
5cmゾナーにはF2とF1.5の二種類あって日本のカメラ愛好家は1.5の方をイチゴゾナーと呼んでいる。

まだコーティング技術が確立していない時代のレンズ。
反射光がきつく、絞り羽根がよく見えない。

シリアルナンバーから1937年製と思われる。
Carl Zeiss serial numbers - Camera-wiki.org - The free camera encyclopedia
89歳。これまでたくさんの景色を見てきたことだろう。
90年近く前にドイツの光を写し取っていたレンズが時空を超え、ここ日本でまた光を結像させると思うと感慨深い。

レンズの状態はあまり良くない。曇っているし、

気泡が生じている。レンズ同士をくっつけている接着剤が劣化すると、こういう症状が出てくる。いわゆるバル切れ。

スナップ写真を撮る分には何も問題ない。

フレアが生じやすい気もするが、この時代のレンズはそもそもこんな感じ。

鳩がいい位置に佇んでいた。線の配置なのか、ちょっとドラマチックに感じる構図。

モクレン。


椿。




虹の縁取りがある巨大ゴースト。レンズ内の反射光が原因と思われるが、反射防止処理の甘いマウントアダプターの可能性もありそう。
アダプターなしで使えるフィルムカメラのContaxに付けて確認してみたい。いずれ。

クリスマスローズ。

奇珍という中華料理屋があった場所。取り壊されていた。店構えに雰囲気があって前から気になっていたのだが。
89歳のゾナーより長い歴史を持つお店だったとは知らなかった。

マンションが建つのだろうか。最近、一軒家が取り壊されると大体マンションが建つ。感傷に浸る間もなくできあがるので驚く。

