
数年前、絵画教室の油絵の技法を学ぶ講座でフェルメールの模写をやった。
模写の精度を追求する場ではなかったが、持ち帰って精度の向上に取り組んだ。

割とそっくりに描けたが、実はインチキをしている。

参照元の絵と自分の絵を撮影し、2枚の写真をphotoshopで精密に重ね合わせ、要所要所でズレを確認しながら描いた。
絵画教室の指導内容から程遠い手法で、教室の先生に申し訳ない気もしたが、どこまで行けるか挑戦したかった。
この手法は、油絵だと下書きの段階で輪郭を追い込めるし、塗り始めてからも修正でき、高い精度を追求できる。
鉛筆画の場合は消しゴムを使うたびに紙が傷むので修正回数に限界がある。

ミュシャ装飾人物集の模写。この手法を使って追い込んだのは顔など重要な場所だけ。

ヤフオクに捨て値で流れていた絵の額縁に入れた。教室の仲間が2万で買ってくれた。
嬉しかったが額縁を褒めていた。私もこの額縁はちょっと惜しかったなと思っている。
油絵は本当に高精度で模写できる。熟達すれば贋作を作れそうだと思った。
写真の重ね合わせ作業含め、時間が掛かるのでこの二つしかやっていない。
この手法で描くと単にそっくりに描けるだけじゃなく、自分の視覚の癖、形の捉え方の癖がはっきり分かるのでデッサン練習にも良いはず。
写真を撮って重ね合わせするのが手間で、これをスマホアプリで手軽にできればいいのにと思っていた。
今、クロードに作らせている。