DMC-LX1

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今は昔、2005年発売のクラシックデジカメ。きれいな中古があったので購入した。LXは高級機なので今も人気があり、この年代のデジカメとしてはそこそこ高い値段がついている。しっかりした金属ボディでデザインも小洒落た感があり眺めているだけでも楽しい。

機能的にもまったく問題なく、今でも十分通用する。画質は高感度がやや厳しいもののRAW撮影が可能なので良好な出力が得られる。縦横比16:9の800万画素は4Kモニタにぴったり表示できるサイズだし、プリントするにしてもA4程度なら余裕だから今でも不足はない。

f:id:fortia:20180515015719j:plainLX1 DC VARIO-ELMARIT 1:2.8-4.9/6.3-25.2 ASPH.  ISO100  6.3mm(換算28mm相当)   F2.8  1/1000

広角端28mm相当画角からの4倍ズームレンズ で、カメラマニアからすると28mmスタートは物足りないと感じるところだが、16:9のセンサーということもあり実際に撮影してみると意外と広く撮れる。

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↑これは上の写真の中央部分を切り出したピクセル等倍の画像。RAW現像すればこのようにかなり精細感のある画質が得られる。

16:9なので基本的には横に構えて写真を撮ることになる。もちろん縦で撮れないわけではないが、3:2や4:3の比率に慣れていると縦に構えた時に横幅が狭すぎて違和感を覚えると思う。

f:id:fortia:20180515021733j:plainLX1  ISO100  6.3mm(換算28mm相当)   F4.0  1/200

この写真のようにどこか締まらない印象になってしまうことが多い。そんな時でも↓こんな風にトリミングしてしまえば安定感が戻ってくる。

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トリミング後を予想して撮影するのが難しいという場合は、カメラにアスペクト比の切り替え機能があるのでそれを使って3:2なり4:3で撮れば良い。

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ただ、このカメラのセンサーはLX2やLX3に搭載されるマルチアスペクト式ではないため、3:2や4:3に切り替えても16:9の写真の両端が切り落とされてしまうだけであり、ちょっともったいない。撮影した後にどうやって切り出すか考えるのもまた一興なので、この切り替え機能は積極的に使わなくていいと思う。

f:id:fortia:20180518235142j:plainLX1  ISO100  11.6mm(換算52mm相当)   F3.6  1/1000

f:id:fortia:20180519002536j:plainLX1  ISO100  13.4mm(換算60mm相当)   F4.0  1/1250

f:id:fortia:20180518235741j:plainLX1  ISO100  15.6mm(換算70mm相当)   F4.0  1/640

広角でも望遠でも結構寄れる。

f:id:fortia:20180518235920j:plainLX1  ISO100  6.3mm(換算28mm相当)   F2.8  1/1000

ボケも素直な方ではないでしょうか。

f:id:fortia:20180519002324j:plainLX1  ISO80 6.3mm(換算28mm相当)   F4.0  1/400

f:id:fortia:20180519001311j:plainLX1  ISO100  8.7mm(換算38mm相当)   F3.2  1/80

この焦点距離では歪曲なし。もちろんソフトによる歪曲補正は行っていない。この焦点距離だけではなく他のズーム位置でも歪曲が気になることはなかった。最近のデジカメと違い、この時代のカメラは歪曲を光学的に補正していたのでRAWで出力しても派手に歪んだ画像が出てくることはない。

f:id:fortia:20180519002753j:plainLX1  ISO80 6.3mm(換算28mm相当)   F4.5  1/400

f:id:fortia:20180519002952j:plainLX1  ISO80 6.3mm(換算28mm相当)   F3.6  1/100

f:id:fortia:20180519003056j:plainLX1  ISO100 6.3mm(換算28mm相当)   F3.2  1/100

縦方向の長さも被写体によっては活きる。

しかし正直なところ16:9を縦に構えて撮影する違和感は最後まで拭えなかった。スマホでの縦撮影に慣れている人ならば、すんなり受け容れられるかもしれない。

 

純正バッテリーDMW-BCC12は生産終了しているので、入手したカメラにバッテリーが付属していなかったり、付いていても劣化していた場合は互換バッテリーを購入することになる。互換品は色々あってどれにすべきか迷うが、何種類か使用した経験があり昔から馴染みがあるROWAのものを紹介しておく。

 

XC16-50 I型とII型 最短撮影距離の比較

旧型と新型で最短撮影距離が15cm短くなっているが実際の写真ではどのくらい違うのだろう。両者の最短撮影距離で撮影して比較してみた。

f:id:fortia:20180515234537j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(新型)    ISO200  16mm F3.5  1/10 

f:id:fortia:20180515235054j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS (旧型)    ISO200  16mm F3.5  1/9 

ご覧のように広角端では大きな差がある。

f:id:fortia:20180515235238j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(新型)    ISO200  50mm F5.6  1/6 

f:id:fortia:20180515235356j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS (旧型)    ISO200  50mm F5.6  1/6 

望遠端ではそれほど変わらない。

広角端での違いは大変大きい。これだけ寄れると写真の幅が随分広がるだろう。私は広角で接写はあまりしないのでそれほど恩恵にあずかれそうにないが。

UN FUJI FILM X マウント用リアキャップ UNX-8532

UN FUJI FILM X マウント用リアキャップ UNX-8532

 

 

広角レンズで大は小をかねるか?

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コシナフォクトレンダーの超広角シリーズ、左から15mm、12mm、10mm。3つ揃える人はあまりいないと思う。買うとしてもどれか一つだろう。で、どれを買うか決めるとき結構悩むと思う。「あんまり広すぎても使いづらいから15mmが無難かな」「でもせっかくだから一番広い範囲が写る10mmに」「いやでも10mmでは不自然な写真しか撮れなさそうだから間を取って12mm」というように。

実際に3つとも使用した上での感想としては、15mmが無難で良いと思う。

f:id:fortia:20180420001915j:plainα7SII + Super Wide-Heliar 15mm Aspherical III

適当に写しているだけでドラマチックな写真になる。不自然な写真になることもあまりない。想像よりずっと扱いやすい。扱いやすいとは言え、対角110度の画角なので十分すぎるほど広い範囲が写る。正直なところこれ以上の広角を求める気は起こらない。

というわけで一般的には15mmが最適解なのではないかと思う。3本中一番安いし。

ただ、個人的には10mmには10mmのおもしろさがあると思っているのでこれも使いたい。普段は15mmを付けておいて、ここぞという場面で10mmを、というのが理想だが、実際のところレンズ交換は面倒だ。そこで日頃持て余し気味なα7RIIの4,000万画素を活かせないかと考える。

10mmで撮影した写真を必要に応じてトリミングして15mmに相当する写真を切り出せばいいんではないか。

これでレンズ交換は不要になるし、余計なレンズを所有する必要もなくなる。トリミングすると画素数が減るわけだが、元々多すぎるくらいだから半減したって別に構いはしない。

実際にどのくらい減るのかというと、

α7RIIと10mmで撮影した写真を

12mm相当にトリミングするとおおよそ2,900万画素

15mm相当にトリミングするとおおよそ1,800万画素

になる。1,800万画素もあれば十分だ。A3印刷だって十分いける。

あとはトリミングで同じ構図の写真を切り出せるかどうかが問題だ。レンズによって歪曲の補正具合などが違うので、もしかしたら違いが出てくるかもしれない。これは実際に撮影して調べてみたい。

それでは同じ場所から3本のレンズで撮影した写真を並べてみる。

f:id:fortia:20180421231040j:plainα7RII + Heliar-Hyper Wide10mm F5.6 Aspherical

f:id:fortia:20180421230936j:plainα7S + Ultra Wide-Heliar 12mm F5.6 Aspherical II

f:id:fortia:20180421230456j:plainα7SII + Super Wide-Heliar 15mm Aspherical III

こうして並べてみるとやはり10mmは広い。15mmが狭く感じてしまうが、実際に使っていて15mmを狭いなんて感じることはないから15mm購入予定の人は心配しないでほしい。

では10mmで撮影した写真をトリミングする。まずは12mm相当に。

f:id:fortia:20180427011910j:plain

次に15mm相当。

f:id:fortia:20180421233014j:plain

周辺減光がなくなるので雰囲気は変わる。三脚を使わなかったので微妙なずれはあるが、だいたい同じ構図で切り出すことはできていると思う。

できているとは思うが、いまいち分かりやすくないので今度は三脚を立てて完全に同一の位置から同一の角度で撮影した写真で比較してみたい。

f:id:fortia:20180427020003j:plainα7RII + HeliarHyperWide10mm

f:id:fortia:20180427020045j:plainα7RII + UltraWideHeliar12mm

f:id:fortia:20180427020103j:plainα7RII + SuperWideHeliar15mm

それぞれの写真を重ね合わせてみる。

f:id:fortia:20180511012243g:plain

やはり歪曲の補正具合に違いがあったり、レンズ交換の際に極々僅かにカメラの向きが変化してしまったりするので完全に一致するわけではないのだが、実用上問題ないレベルで大(10mm)が小(15mm,12mm)を兼ねていることは伝わるだろう。

実際に色々撮影してみた結果も載せていきたい。

f:id:fortia:20180509235616j:plainα7SII + Super Wide-Heliar 15mm Aspherical III

f:id:fortia:20180510002606j:plainα7RII + Heliar-Hyper Wide10mm F5.6 Aspherical 15mm相当へトリミング

ほぼ同じ写真に見えると思う。周辺減光がなくなっているのが違いだが、これはメリットと捉えることもできるし、人によっては味がなくなってしまったと思うかもしれない。

トリミングする前の画像は↓

f:id:fortia:20180510002547j:plainα7RII + Heliar-Hyper Wide10mm F5.6 Aspherical

 なお若干色味が違うのはカメラが違うためと思われる(7SIIと7RII)。

f:id:fortia:20180511000336j:plainα7SII + Super Wide-Heliar 15mm Aspherical III

f:id:fortia:20180511000454j:plainα7RII + Heliar-Hyper Wide10mm F5.6 Aspherical 15mm相当へトリミング

これも大体同じ構図で切り取れた。おまけに15mmよりもコントラストが高くなっている。多分15mmの方は太陽の位置が厳しいせいでコントラストが低下している。逆光に対する強さはどちらのレンズもそれほど変わらなかった記憶があるのでレンズ に対する光源の位置が原因だと思う。10mmで撮影したトリミング前の画像はこちら↓

f:id:fortia:20180511000558j:plain

この太陽の位置の方が15mmの方の画面外ギリギリの位置より条件としては良かったのだろう。周辺減光の低減と同様に副次的な効果が得られた例だが、これに関しては光源の位置によっては逆の場合(10mmの方がフレア気味で15mmだと回避できる)もあるだろうからメリットとは言い切れない。

もう一つ副次的な効果として傾き補正が挙げられる。上の写真では見ての通り元画像の方は傾いてしまっていたのでトリミング時に傾き補正してある。超広角レンズではきっちり水平をとったつもりでも大きく傾いてしまうことがあり、撮影時に結構神経を使うのでトリミング前提、傾き補正前提での撮影というのは気楽で良い。

f:id:fortia:20180515230524j:plainα7SII + Super Wide-Heliar 15mm Aspherical III

f:id:fortia:20180515230612j:plainα7RII + Heliar-Hyper Wide10mm F5.6 Aspherical 15mm相当へトリミング

トリミング前の元画像は↓こちら。

f:id:fortia:20180515230719j:plainα7RII + Heliar-Hyper Wide10mm F5.6 Aspherical 

 

f:id:fortia:20180515231647j:plainα7SII + Super Wide-Heliar 15mm Aspherical III

f:id:fortia:20180515231828j:plainα7RII + Heliar-Hyper Wide10mm F5.6 Aspherical 15mm相当へトリミング

↓トリミング前の元画像

f:id:fortia:20180515231713j:plainα7RII + Heliar-Hyper Wide10mm F5.6 Aspherical 

実際にやってみると、画角的な代わりを果たすという役割以上に周辺減光を回避できたり傾き補正の余裕が得られたり、メリットが多いことが分かった。

10mmレンズがあれば12mm、15mmは必要ないなというのが今回至った結論。

(なおHeliarHyperWide10mmはフィルターが付かないのでPLフィルターなどを使いたい人にとってはまた別の悩みが生じます。) 

 

 

XC16-50 I型とII型の比較

f:id:fortia:20180513150806j:plain

旧型と新型の違いは最短撮影距離が30cmから15cmになっていること(どれくらい違うか知りたい方はこちらへ、XC16-50 I型とII型 最短撮影距離の比較 - fortia’s カメラレビュー)。それ以外はスペック上では特に差がない。個人的には標準ズームレンズにそこまでの接写は求めないので、それ以外に違いがないなら旧型で十分というところ。

ただ、この手の更新では表面上謳われていない改善があったりすることもあるので、とりあえず実際に撮り比べてみたい。

まずは新型から。

f:id:fortia:20180513151713j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(新型) ISO200  16mm  F3.5  1/2000

↓中心部を等倍切り出し(新型)。

f:id:fortia:20180513152047j:plain

↓左端を等倍切り出し(新型)。

f:id:fortia:20180513152238j:plain

↓右端を等倍切り出し(新型)。

f:id:fortia:20180513152841j:plain

見ての通り、広角端16mmの開放絞りでも端から中心までよく解像している。

次に旧型。

f:id:fortia:20180513152422j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS 旧型  ISO200  16mm  F3.5  1/ 1700

↓中心部の等倍(旧型)。

f:id:fortia:20180513152706j:plain

↓左端の等倍切り出し(旧型)。

f:id:fortia:20180513152913j:plain

↓右端の等倍切り出し(旧型)。

f:id:fortia:20180513152934j:plain

旧型も同じように開放からきっちり解像している。

望遠端での結果も載せる。

まずは新型。

f:id:fortia:20180513164229j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(新型) ISO200  50mm  F5.6  1/950

↓中央(新型)

f:id:fortia:20180513164346j:plain

↓左端(新型)

f:id:fortia:20180513164412j:plain

↓右端(新型)

f:id:fortia:20180513164500j:plain

若干右側が怪しいが、よくある個体差だろう。このくらいはメーカー規定範囲内だと思う。

次に旧型。

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X-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS 旧型  ISO200  50mm  F5.6  1/ 800

↓中央(旧型)

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 ↓左端(旧型) 

f:id:fortia:20180513165003j:plain

↓右端(旧型)

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旧型は両端とも問題なし。新型の個体差も、2400万画素でのピクセル等倍画像を見るから些細な粗が拡大されて大げさに見えてしまうだけで、普通に画面で鑑賞したり印刷したりする分には問題ない。

両方とも同じカメラで三脚を使用し、絞り優先オートで撮影している。旧型の方がシャッター速度が若干遅いのは後述するマウント部レンズの曇りのせいだと思う。

ここまでの比較で「旧型で何も問題ないな」と思ったが、逆光時の性能が変わっているかもしれないと思いテストしてみた。

f:id:fortia:20180513154744j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(新型) ISO200  50mm  F8.0  7/10

f:id:fortia:20180513154859j:plainX-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS 旧型  ISO200  50mm  F8.0  6/ 10

旧型の方が少しフレアっぽいのが分かるだろうか。拡大してみると……

まずは新型。

f:id:fortia:20180513155107j:plain

↓旧型。

f:id:fortia:20180513155150j:plain

僅かだが画面が白んでコントラストが低下している。コーティングの改良が謳われているわけでもないのにこういう分かりやすい差が出るのも妙なので、他に要因がないか少し考えていたところ、旧型レンズの方に僅かな曇りが出ていたことを思い出す。

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そこそこ強い光を当てないと分からないがマウント部のフレアカッターにはめ込まれた保護ガラスのようなレンズに曇りが出ているのが分かると思う。ちなみにXC16-50旧型はこの個体を含め中古で2本購入しているが、両方ともこの曇りが出ていた。ヤフオクでも曇りありの出品を目にしているので、このレンズの持病ではないかと疑っている。

富士フイルムのサービスセンターに持っていって聞いたこともあるが、カメラに詳しくなさそうなおじいさんがちょっと確認して「パッと見た感じではよく分からないので工場に送ってみないと何とも言えない」と面倒くさそうに言うだけだったので規定範囲内なのかどうか分からない。

まあこれまでの経験上、こういう強い光を当てないと分からないような曇りは、メーカーに訴えてみてもあまり相手にしてくれないので気にしないほうがいい。差があるとしても微妙な透過率の低下と逆光時の微妙なコントラスト低下程度だと思うので。

なお新品購入の新型の方は曇りなし(下の白い線はホコリ)。

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というわけで、逆光時の性能の違いはおそらく私の個体に特有の曇りのせいであってここに旧型新型の違いはないと思う。もしかしたら旧型に使用されているレンズが曇りやすい材質で、新型はそうでなくなっているなんてことはあるかもしれないが。

遠景の解像性能に違いはないし、最短撮影距離以外の基本的なスペックは同じなので個人的には旧型で問題ないと思う。

レンズキット付属のリアキャップはかぶせ式でとても使いにくいので、できれば普通のひねるタイプのリアキャップを付けてほしい。

UN FUJI FILM X マウント用リアキャップ UNX-8532
 

 

 

FE35mmF1.4 T* 夜景 Distagon SEL35F14Z

開放から使える大口径レンズを高感度に強いα7RIIにつければ夜の街でも昼間のように撮影できる。

f:id:fortia:20180325182018j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO100  F1.4  1/30

f:id:fortia:20180325194424j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO100  F1.4  1/80

撮影データとしてはISO100だがLightroomでRAW現像時にかなり増感している。このカメラのRAW画像は調整範囲が広いので、本来ならば撮影時に感度を上げるべきところをつい横着してしまう。撮影時に感度を上げておけば右のランドマークタワーもしっかり写せただろう(現像時の調整では無理だった)。

f:id:fortia:20180325183736j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO125  F1.4  1/30

画角は広角レンズというより標準レンズに近い印象。被写体と構図によっては広角レンズ感も出る。

f:id:fortia:20180325194622j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO500  F2.0  1/30 LR現像時+3.00EV

f:id:fortia:20180325230659j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO100  F1.4  1/100

f:id:fortia:20180325231301j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO100  F1.4  1/80

30cmまで寄れるのでボケは作りやすい。もちろん焦点距離35mmなのでそんなに派手にボケてはくれないが。

f:id:fortia:20180325232809j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO200  F1.4  1/30 LR現像時+1.80EV

クリスマスの装飾が施された馬車道十番館。

f:id:fortia:20180325233449j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO320  F1.4  1/30

これも馬車道近辺の裏路地。

f:id:fortia:20180326000059j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO100  F1.4  1/30

f:id:fortia:20180326003427j:plainα7RII + SEL35F14Z  ISO3200  F1.4  1/30

このレンズとα7RIIだと夜の猫も撮影できる。夜は瞳孔が開いているのでよりかわいらしく写せる。f:id:fortia:20180326003017j:plain

素数が多いのでトリミングしても画質劣化を感じさせない。4000万画素クラスのカメラではこの「デジタルズーム」が大変有効なので、単焦点レンズの制約をそれほど感じずに撮影できる。気分的には35-70mmの2倍ズームレンズを使っている感じ。

f:id:fortia:20180326011441j:plain

まあしかし巨大なレンズなので、カメラに興味ない人がこれを見てズームできないと知ったら驚くだろう。

フィルター径は72mm。高額なレンズなのでプロテクトフィルターは付けておきたいところ。しかし今回の夜景撮影のように光源が入ってくる状況だとゴースト発生の原因にもなるので最高の撮影結果を求める人にはオススメしない。

私は以前安いプロテクトフィルターでテストしたところ明らかな違いを感じたため付けていない。反射がしっかり抑えられているフィルターの場合はまた違うかもしれない。

Silvi F2.8 FUJIFILM シルヴィ

広角端24mmからの約2倍のズームレンズを搭載したフィルムカメラ

f:id:fortia:20180318152745j:plain2002年11月発売。限定のブラックは2003年9月発売。2007年5月に出荷終了。

28mmスタートはよくあるが24mmは珍しい。28mmと24mmは数字だけ見るとあまり変わらないような気がしてしまうが、実際に使ってみるとその使い勝手はかなり違う。街中で28mmだと狭いと感じることが結構あるが24mmではほとんどない。画角にすると28mmが対角75°程であるのに対し、24mmが84°程度になる(35ミリ判での話)ので、この感じ方は当たり前といったところか。正直なところレンズのスペックは焦点距離より画角で表した方が分かりやすいのではないかといつも感じる。まあその話はこのカメラには関係ないことなので置いておく。

広角端24mmから望遠端50mmまでの画角の違いが分かる写真を掲載する。1枚目が24mm、3枚目が50mm、2枚目は中間。

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f:id:fortia:20180318155651j:plain

f:id:fortia:20180318155704j:plain冷蔵庫に長期間保管されていたKonicaMinoltaのネガフィルム、CENTURIA100-Sを使用。デジタル化は現像時にフジカラーのサービスを利用した。

2倍ズームだと物足りないような気がしてしまうが、こうしてみるとそこそこ引っ張ってこれることが分かると思う。街中でスナップ写真を撮るだけなら50mmもあれば十分なので個人的には24-50というレンジは大変好ましいと思う。もちろん85mmまでカバーしてくれれば言うことなしだが、それでせっかくコンパクトに収まっているサイズが大きくなってしまっては元も子もない。

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↑広角24mm時のレンズ。

f:id:fortia:20180320001809j:plain

↑望遠50mm時のレンズ。

ここからは街中で撮影した写真を掲載していく。

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さすが24mm、という広角感。

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↑こちらは50mmで撮影。

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↑広角端24mmで撮影。歪曲がなくてすばらしい。フィルムカメラだと歪曲なしのレンズを画質の犠牲なく実現できるから良い。仮にこのレンズをデジタルカメラに移植したら周辺描写が破綻するだろう。

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レンズの性能は良く、逆光でも問題無し。

f:id:fortia:20180318174855j:plain日付も入れられるので何となく入れてみたが、背景が黒くないと見づらい。

この機種はシルバーとブラックがあって、ブラックは露出補正が可能となっている。ネガフィルム使う分には特に必要ないような気がするが、ポジを使うなら是非とも欲しいところ。

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フィルムカメラだから、デジカメのように「コンパクト=豆粒センサー」という図式はなく当然のようにフルサイズ。なので構図を選べばボケも十分得られる。上の写真は50mmで撮影。F値はおそらく開放の5.6。露出は自動なので断定はできない。

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広角側は開放F2.8なので薄暗くなっても対応できそう。 

f:id:fortia:20180318180716j:plain

これは中間域で撮影した写真だったか。メモしておかないと正確なことが書けないので困る。こういう時にデジカメのありがたさ、Exifのありがたさを知る。

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↑ストラップに付いているのはリモコン。説明書にはリモコンの電池交換はサービス、もしくは販売店に持っていくよう書いてあったが、ドライバー1本で簡単に開けられるし電池もCR1620でそこらで買えるので自分で交換できる。

パナソニック リチウム電池 コイン形 3V 1個入 CR1620

パナソニック リチウム電池 コイン形 3V 1個入 CR1620

 

ただ電池の場所は基板の裏側で、基板自体を外さないとアクセスできない。不安な人は富士フイルムに持って行った方が良いだろう。

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ちなみにこの電池交換後にLEDの点灯を確認するためiPhone7のカメラに照射してみたがまったく見えなかった。他のカメラでは見えたので問題なかったが、最近のiPhoneカメラがそこまで赤外線をカットしているとは知らなかった。

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総評としては小さく軽く扱いやすい上、レンズのスペックはマニア向けで写りも良く、大変良いカメラだと思う。残念なのはスペックはマニア向けなのに自動露出モードしかない点。まあ開放F値が2.8-5.6ということで、そもそもボケのコントロールを意識するほど自由度は高くないから大した難点でもないのだが。ただ、マニアからすると絞り優先モードくらい付けておいてよという感じ。

あと困るのは赤目軽減モード以外のフラッシュの設定を記憶してくれないこと。電源入れるたびに発光禁止にするのが面倒くさい。

外装はコンタックスTシリーズのような高級感はないものの、別段安っぽくもなくしっかりしている。デザインも特に気をひくようなポイントはないが、それがまた高性能とのギャップとなって良いのかもしれない。ガワは普通のコンパクトカメラだけど、撮れる写真は高級機並みですよ、という。

電池はCR2一本で動く。説明書によると400コマ撮れるらしい。

TOSHIBA CR2G 2P カメラ用リチウムパック電池

TOSHIBA CR2G 2P カメラ用リチウムパック電池

 

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猫の喧嘩 SAL75300

f:id:fortia:20180312040128j:plainα7RII + LA-EA4 + SAL75300  ISO400 280mm F5.6 1/125秒

α7RIIにSAL75300を付けていた時に遭遇した猫の喧嘩。望遠レンズ向きの状況だ。

f:id:fortia:20180312042003j:plainα7RII + LA-EA4 + SAL75300  ISO640 135mm F5.6 1/125秒 

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右の猫が少しずつ間合いを詰めている。鳴き声が大きく鋭かった。

f:id:fortia:20180312042834j:plainα7RII + LA-EA4 + SAL75300  ISO400 300mm F5.6 1/125秒

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結構怖い。

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f:id:fortia:20180312043058j:plainα7RII + LA-EA4 + SAL75300  ISO500 230mm F5.6 1/125秒

激写してたら「何見てんだよ」みたいな顔で睨まれた。

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こっちに向かって襲いかかってくるんじゃないかと若干不安になる。

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強面の猫でした。

↓こちらが喧嘩の相手。喧嘩というか一方的に威嚇され続けていただけのような気もするが。

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この顔では勝てないか。