ドラマチックトーン E-PL2 アートフィルター

オリンパスのE-PL2。E-PL1に比べデザインがスタイリッシュに。PL2にはPL1になかったアートフィルター、ドラマチックトーンが追加されている。前回の記事コメントで教えて頂いたこのフィルターを試してみた。

掲載する写真はすべて↑の組み合わせ、E-PL2とM.Zuiko14-42mmF3.5-5.6IIで撮影したもの。

何気ない景色がホラー映画の一場面に。

鉄工所かっこいい。トタンのコントラストが強調されて現代建築のようなシャープな印象に。

何でもかんでもおどろおどろしい写真になってしまうわけでもなく、

明るい写真ができあがることもある。


古いデジカメもまだまだ使える。

Carl Zeiss Jena Sonnar 1:2 f=8.5cm をデジカメで使う

前回の記事で比較した2本のうちの曇っていない方をデジカメで使ってみた。

ゾナー8.5cmをアダプター介してα1に

コンタックスの外爪レンズをデジカメで使う時は↓このような外爪専用アダプターが良い。これはライカスクリューマウントに変換するアダプター。以前はebayでロシアの出品者から2,000円くらいで購入できたが今どうなっているかは分からない。

コンタックスLeicaスクリューのアダプター

それでは実際に撮影した写真を。最初の遠景写真はα7R2で撮った。

α7R2 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F2, 1/6400

α7R2 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F2, 1/6400

周辺減光は大きい。

中央部拡大

中央部拡大

開放だと全体的に甘いが中央はまあまあ良い。

右端部拡大

右端部拡大

周辺部はかなり甘い。

次はF5.6まで絞って撮影。

α7R2 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F5.6, 1/1000

α7R2 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F5.6, 1/1000

F5.6中央部拡大

F5.6中央部拡大

F5.6右端部拡大

F5.6右端部拡大

画面全体でコントラストが上がった。そうてつローゼンの文字もはっきり見える。関係ないが広島を旅行した時にゆめタウンの看板を見て「ああ広島に来たんだな」と実感したことを思い出した。

α1 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F2, 1/500

α1 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F2, 1/500

中央

撮影時に露出補正ダイヤルを+1.3にしていたから露出オーバー気味の写真が多い。オールドレンズらしい描写の甘いレンズだから、この方がらしさが強調されて良いかなと。

α1 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F5.6, 1/160

α1 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F5.6, 1/160

中央上

中央上

α1 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F2, 1/320

α1 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F2, 1/320

フレアっぽくなってしまったが、それが良い雰囲気を出していると思う。

光の状況によって白むこともあれば高コントラストに写ることもある。

α1 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F2, 1/1250

α1 + Sonnar8.5cmF2,  ISO100, F2, 1/1250

中央


つづく

曇った8.5cmイエナゾナーと透明なそれの比較、実写への影響

曇ったゾナー

戦前カールツァイスイエナのゾナー85mm。↑数年前に入手した個体は前群に重度の曇りがあった。ヤフオクによくあるジャンク”扱い”品で、出品写真では曇りを確認できなかったのだ。

時々オクに流れてくる品を眺めていると、同じ曇りを抱えているものがあるので持病かもしれない。購入する際はお気をつけください。

透明なゾナー

先日、比較的きれいに見える個体が出ていたので落札した。これもジャンク扱い品で正直気は進まなかったが、あまり市場に出回らない品だから仕方ない。幸い前群の曇りもなくオールドレンズにしては透明度が高かった。やっとゾナー8.5cmの本来の写りが確かめられる。

曇り個体とどの程度の差があるのか、アルファに付けて比較してみた。

α9 + 透明なSonnar8.5cmF2, ISO100, F2, 1/30

α9 + 曇ったSonnar8.5cmF2, ISO100, F2, 1/30

曇りレンズの方は画面が白む。分かりやすいようにジフアニメにした。

強い光源がある状況では、やはり相応の影響が見られる。

順光で撮影した場合は特に変わりなかった。

E-PL1のアートフィルター 昔のデジカメ

2010年3月に発売されたマイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼カメラ。E-P1の発売から半年程度で登場した下位機種。下位とはいえ価格はそれほど安くなかったと思う。(当時のデジカメウォッチ記事を見ると標準レンズ込みでE-P1が10万円前後、E-PL1が8万円前後。)

E-P1はスタイリッシュなデザインだったが、これはそれよりも保守的な形にまとまっている。たしかE-P1がグリップのデザインで論争を起こしていたから、その辺が考慮されたのだろう。

このカメラは中古で購入したものなので当時販売されていたレンズキットがこの組み合わせだったかどうかは分からない。当時E-P1を羨望の眼差しで見ていた記憶はあるのだが、マイクロフォーサーズのズームレンズについてはどうもよく覚えていない。

機材整理で手放す前に動作確認含めて持ち出してみた。

アートフィルター

このカメラにはアートフィルターという機能がある。使ってみると負荷が大きいのか、いくつかのフィルターで動作がやや緩慢になる。私が使用したSDカードの速度不足もあるかもしれないが、ライブビュー画面でSDカードの読み書きはしないと思うので元々の性能だろう。

以下掲載する写真はすべてアートフィルターで撮影したもの。使用したレンズは上の写真にある14-42mmのオリンパス標準ズームレンズと、パナソニックの14-140mm。

E-PL1+LumixGvario14-140mm, ISO200, 14mm, F9.0, 1/500 ポップアート

E-PL1+LumixGvario14-140mm, ISO200, 21mm, F6.3, 1/200 ジェントルセピア

E-PL1+LumixGvario14-140mm, ISO200, 14mm, F3.5, 1/80  ファンタジックフォーカス

ソフトフォーカスっぽくなるフィルター。数枚試してそれ以降使わなかった。コントラストが低下するので眠い写真になりがち。色が濃厚だったり輝度差が高い被写体など、使うべき状況が限定されるフィルターだと思う。

E-PL1+LumixGvario14-140mm, ISO200, 46mm, F5.6, 1/125  ポップアート

彩度とコントラストが上がるポップアートが面白い。

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO200, 14mm, F3.5, 1/80,  ポップアート

コントラスト上げると何でもドラマチックになる。

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO200, 14mm, F4.5, 1/125,  ポップアート

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO640, 14mm, F3.5, 1/60,  トイフォト

↑これはトイフォトという周辺減光が加わるフィルター。色合いとコントラストの調整も入る。このフィルターは処理が重いようでライブビューがコマ落ちする。

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO320, 14mm, F3.5, 1/60,  トイフォト

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO250, 14mm, F3.5, 1/60,  トイフォト

トイフォト、絵はいいのだがもたつくので頻繁に使う気がしない。

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO320, 29mm, F4.8, 1/60,  ジェントルセピア

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO200, 14mm, F5.0, 1/125,  ラフモノクローム

色がない方がかっこよくなる景色もある。

E-PL1+LumixGvario14-140mm, ISO200, 46mm, F5.6, 1/125  ジェントルセピア

↑昭和の面影残る商店街と理髪店。

 

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO250, 19mm, F4.0, 1/60,  ラフモノクローム

良い壁。

E-PL1+M.ZUIKO14-42mmF3.5-5.6II,  ISO1600, 31mm, F4.9, 1/40,  ラフモノクローム

E-PL1+LumixGvario14-140mm, ISO200, 14mm, F7.1, 1/320  ポップアート

普段RAWでしか撮らないのでたまにこういうのを使ってみると新鮮で楽しい。

動作が少し鈍いものの今でも十分使えるカメラである。

飛蚊症とセンサーゴミ

子供の頃から視界にゾウリムシのような半透明の何かが浮かんでいた。空や一面真っ白なものでも見ない限り目に映らないから気にしていなかった。

年を重ねるごとに少しずつその何かが増え、書類を落ち着いて読めないなど日常生活に問題が生じるようになった。医者にかかるのは好きではなかったが背に腹は代えられない。もう十年以上前のことだが一度眼科で診てもらった。その時の検査結果は単なる飛蚊症で網膜に異常は見られないということだった。

飛蚊症とは眼球内を満たしている本来無色透明な硝子体の一部が変質して濁りを生じ、その濁りが影となって網膜に映る症状のことである。デジカメのセンサーゴミと同じ現象だ。飛蚊症はそれ単体なら放置しても問題ないが、網膜剥離など重大な病に付随する症状でもあるから、急激に悪化した場合は検査を受けるべきとされている。

 

「網膜に異常はないから大丈夫」と言われても私の視界は目玉を取り出して洗浄したくなるほどゴミだらけだった。網膜に異常がないのは有難いが私は視界の異物を何とかしてもらいたかったのだ。ゴミの写り込みが気になって修理に出したカメラが「センサーに異常はないので大丈夫です」と無処置で送り返されてきたら困惑するだろう。ゴミの写り込んだ写真しか撮れないカメラが正常なわけない。

しかし人間の目の場合、単なる飛蚊症には治療法がないからどうしようもないらしい。※

残念な話だ。

 

※あとで知ったことだが、まったく治療法がないわけではないらしい。硝子体へのレーザー照射で異物を分解したり、硝子体を吸い出して代替物質で置き換える手術があるそうだ。話を聞いた医師は「レーザーはあんまりおすすめしない、それをやるくらいなら硝子体手術の方がいい」と言っていた。硝子体を入れ替えても見え方は変わらないと言っていたが、どうだろう。大まかには変わらないのだと思うが、厳密な話をすれば屈折率とか同じにならなくて微妙な違いが出そう。なお、レーザー治療も硝子体手術も飛蚊症の治療としては保険適用されない。

CANON ZOOM LENS FD35-70mm 1:2.8-3.5 S.S.C. ジャンクで撮る

いつ手に入れたのかも分からないキヤノンのFDマウントレンズ。機材整理中に出てきた。おそらく以前買ったジャンクの詰め合わせに入っていたものだろう。ズームリングを回すとグォォと部品が擦れる音がする。

レンズ内はカビだらけ。

レンズ後部からスマホのLEDを照射し、前から撮影

曇りが広範囲に及んでいるのが残念。

マウント側から

スマホLEDで照らせばこんな状態でも、普通にみる分にはそこそこの透明度が保たれている。

経験上、これくらいなら良好な画像が得られる可能性が高い。

マウントアダプターを二つ経由して(canonFD→LeicaM、LeicaM→sonyE)α7RIIで撮影。

まずはいつもの景色から。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/4000

近年まれにみる強烈な周辺減光。

解像力は問題ない。

中央部拡大

左端拡大

周辺は甘くなるが、がんばってる方だと思う。

減光はF8くらいまで絞ると気にならなくなる。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F8, 1/500

周辺の解像力も向上する。

左端拡大

 

強烈な減光があるからおもしろい写真が撮れるんじゃないかと期待して外に持ち出した。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/400

コントラストが弱いので柔らかく懐かしい雰囲気の写真になる。

拡大

ハイライトにフレアが発生するのも懐かしい雰囲気になる要因の一つ。

逆光には弱い。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/640

レンズが曇っているし仕方ない。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/500

その曇りのせいもあると思うが、とにかく柔らかい描写になる。効果の弱いソフトフォーカスレンズのよう。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/400

そして極端な周辺減光があるから露出オーバー気味に撮影しても隅に空の青さが残り、全体的な彩度が保たれた独特なハイキー写真ができあがる。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/640

広角端開放では周辺の解像がいい塩梅に甘くなり優しい雰囲気を作り出す。

周辺部はくっきり解像しないものの物の輪郭はきちんと残るから、ぱっと見では写真全体で均整が取れているように見える。しかし実際には微妙にピントが来ていないのでどこかぼんやりした、記憶の中の風景みたいな印象の写真になる。それがとても良い。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/250

広角端35mmでの歪曲収差は樽型でかなり大きいが、簡単なゆがみ補正で気にならないレベルまで持っていける。

歪曲収差と周辺減光を補正

35mmで顕著な歪曲も、ズームすると消える。

50mmくらいにズーム、絞り開放、補正なし

70mm、絞り開放、補正なし

まあ歪曲があるレンズはあるレンズでそれなりの写し方をすればいいだろう。見る人の視線がそこに向かわないような構図もあるわけだから。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/320

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/1000

このレンズには35mm域でのマクロ機構が用意されている。

マクロスイッチ

矢印のスイッチを押し上げるとズームリングを35mmよりもM側に回せるようになる。そして↓このように焦点距離35mmでのマクロ撮影が可能になる。最短撮影距離30cm。

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/640, マクロ域

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F5.6, 1/250, マクロ域

ピント拡大

そこまで寄れるようになるわけでもないが。しっかり写っている。

 

以下その他の作例。

何ミリで撮ったか忘れてしまった。多分望遠側。

これも多分望遠。

中央拡大

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 70mm, F3.5, 1/250

ピント部拡大

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/500

α7RII + FD35-70mm, ISO100, 35mm, F2.8, 1/1600

何ミリだったか忘れた。50mmくらいか。

 

1973年の発売時10万円だったらしい。

何も解説されていないレンズも多いこのキヤノンのサイトで当レンズに関しては色々書かれている上に作例まで載っている。キヤノン的にも自信を持って世に送り出したレンズなのだろう。

下記サイトにはレンズの生い立ちについての記述がある。なかなか興味深い。

次はカビと曇りを清掃して試写してみたいと思うが、清掃したら柔らかい雰囲気の写真が撮れなくなってしまうかもしれないと思うと悩む。

逗子葉山の海辺 2

葉山の海

α1 + FE85mmF1.8, ISO1000, F13, 1/400

昨年末から今年初めにかけて三浦半島を巡った時の写真。場所は↓と同じ範囲。

逗子葉山

α9 + FE20mmF1.8G, ISO200, F6.3, 1/2000

海に続く横断歩道

α9 + FE20mmF1.8G, ISO200, F4.5, 1/2000

 

波

α1 + FE85mmF1.8G, ISO100, F2.0, 1/3200

海辺でジョギング

α1 + FE85mmF1.8, ISO100, F1.8, 1/6400

芝崎海岸

α1 + FE85mmF1.8, ISO100, F1.8, 1/5000

芝崎海岸。

ススキと海

α1 + FE85mmF1.8, ISO500, F9, 1/400

峰山バス停付近。

峰山バス停

α1 + FE85mmF1.8, ISO640, F8.0, 1/400

かわいい。

信号機と海

α1 + FE85mmF1.8, ISO100, F3.5, 1/400

日没と船

α1 + FE85mmF1.8, ISO100, F1.8, 1/6400

日没の海

α1 + FE85mmF1.8, ISO100, F2.5, 1/1600