SIGMA 20mmF1.8 EX DG 貼り合わせ劣化

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十年くらい前に中古屋で購入したレンズ。広角レンズはコシナのワイドヘリアーシリーズを使うことが多かったので使用機会は多くなかった。売却するにあたって状態を調べていたら異常を見つけた。

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一見透き通っているように見えるが強い光を当てて観察すると、

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後ろから二番目あたりのレンズに曇り。

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拡大すると無数のつぶつぶが。多分、貼り合わせ面剥離によって生じた気泡だと思う。後ろから二群目のレンズが貼り合わせになっていることはシグマのサイトに掲載されているレンズ構成図から確認できる。

購入時からあったのか、この十年の間に生じたものかは不明。購入時に撮影した写真と最近撮影した写真を比べてみても描写に変わりはない。分解してレンズを取り出せたとしても剥がして再接着は難しいからこのままにしておく。

 

性能に関してはやはり最近のレンズのようにはいかない。中央部は開放でもそこそこ写るが周辺は厳しい。なお、これは最近撮影したもの。

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α7RII + Sigma20mmF1.8 EX DG

F4まで絞ると中央部はキリッとするが周辺はまだ厳しい。

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F8まで絞れば周辺も何とか。

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以下は十年前に撮影した写真。カメラはEOS5D2。

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EOS5Dmark2 + 20mmF1.8, ISO1600, F2.0, 1/15

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EOS5Dmark2 + 20mmF1.8, ISO400, F2.0, 1/20

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EOS5Dmark2 + 20mmF1.8, ISO1600, F2.0, 1/15

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EOS5Dmark2 + 20mmF1.8, ISO1600, F2.0, 28秒

20年近く前の古いレンズなので今になって使用する人もあまりいないとは思う。

開放からキレる最近のレンズに飽きてしまった人は遊びで使ってみるとおもしろいかもしれない。

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写真のカメラは初代5D。

 

銀のC-5060

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先日オークションで面白いカメラを見つけた。映像が出ない故障品ということだったが珍品の予感がしたので落札した。

オリンパスキャメディアシリーズのコンパクトデジカメC-5060 Wide Zoomのシルバーモデルである。2003年発売のオールドデジカメ。ほぼ同型のC-7070については以前記事にした。

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カラバリなんて珍しくもないと思われるかもしれないが実はこのカメラ、黒しか発売されていないのである。

ペンタックスがよくやっていた「シルバーモデルの限定販売」なんて話も聞いたことがない。

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仕上がり具合を見ると、ユーザーが趣味で塗装した、というレベルでないことが分かる。

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CAMEDIAの赤い文字は黒地より白地の方が映える


では、このカメラは一体何なのか。

ヒントはモニタ表示にあった。下の写真、二機種の間で表示項目に違いがあるのが分かるだろうか。

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黄枠で囲った部分。左側はフラッシュの光量、右側は画質調整のパラメータだろう。通常の5060ではメニューに潜ってもこれらを表示させる項目は見当たらない。この個体はテストモードになっていると思われる。

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そしてこのカメラの底面には本来貼られているはずのシリアルナンバーなどが記載されたシールもない。

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というわけで、おそらくこれは一般に販売されたものではなく開発途上の試作機ではないかと思う。去年オリンパスはカメラ部門を切り離しているから、もしかしたらその際に色々処分したかもしれない。その中でどさくさに紛れて中古市場に出てきてしまったものがあったかもしれない。f:id:fortia:20210721001655j:plain

まあでも、私が知らないだけで少数出回っていたカラバリモデル、の方がやはり現実的かな。

XF10 FUJIFILM 作例

APS-Cセンサー搭載のコンパクトデジタルカメラ、XF10。35mm判換算28mm相当画角の広角レンズを搭載している。スペック的にはX70と近い。違いはX70が富士フイルム設計の1,600万画素X-Transセンサーなのに対し、こちらは一般的な2,400万画素ベイヤーセンサー。せっかく富士フイルムのカメラを買うなら独自センサー搭載機を選びたいところではある。ただ画質はどちらも十分と個人的には思う。

XF10はプラスチックボディなのでX70に比べると質感がやや劣ると想像していたが実際に手にしてみるとそんなことはなかった。少なくともブラックに関してはプラスチッキーな印象は受けない。ゴールドの方はまた印象が違うかもしれない。

X70とXF10

X70とXF10

両者搭載しているレンズはまったく同じだと思われる。同条件で撮影した写真を見比べると四隅に残る歪曲具合が同じだった。その比較写真は次の記事に載せる予定。

以下、XF10で撮影した写真。

ISO200, 18.5mm, F5.6, 1/400

ISO200, 18.5mm, F5.6, 1/400

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/600

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/600

昔はこういうビルを味気なく感じたものだが、直線を意識して撮影するようになってから好きになってきた。直線がばっちり直線に写るレンズはやはり良い。

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/900

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/900

前ボケと後ボケ。なだらか。

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/1000

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/1000

APS-Cセンサーとはいえ18.5mmと焦点距離が短いレンズなのでピント位置が少し遠くなるとボケは小さくなる。ただ、ざわつくようなボケになることはほとんどなかった。

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/300

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/300  LRによりコントラスト調整

色の対比がきれいだと感じ撮影。黄色い葉は少し陰に入っていて暗かったのでRAW現像時に調整して明るくした。

 

ISO200, 18.5mm, F5.6, 1/100

ISO200, 18.5mm, F5.6, 1/100

日本大通りにある洋風建築。この建物の一階に入っていたレストランはコロナの影響か閉店してしまった。

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/950

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/950

イセザキモールの一本裏の路地。あまりきれいな場所ではないものの、この界隈は風景として魅力的。最近見かけなくなってきた野良猫もこの辺りにはまだいるので撮影者としてはうれしい。

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/900

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/900

光芒とゴーストがいい感じで出た。基本的には逆光にも強い。

ISO200, 18.5mm, F5.6, 1/350

ISO200, 18.5mm, F5.6, 1/350

花咲くシマトネリコ。最近あちこちで見かけるようになった気がする。葉色が明るく涼しげなので人気があるのだろう。

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/1000

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/1000

桜木町駅高島町駅の中間くらいの場所にある料理屋。その店先を飾るブーゲンビリア

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/1000

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/1000

幹を辿っていくと植木鉢……でも根っこは間違いなく地面を掘り進んでいるはず。

2016年に撮影された写真ではまだ店名が見えていた↓

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/500

ISO200, 18.5mm, F2.8, 1/500

DiMAGE X60 KONICA MINOLTA  ディマージュ

f:id:fortia:20210523225837j:plain2005年6月発売のコニカミノルタ製コンパクトデジタルカメラ、ディマージュX60。サイズは84x56mmでクレジットカードとほぼ同じ。

https://www.konicaminolta.jp/about/release/2005/0523_02_01.html

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レンズバリアをスライドすると起動する。レンズは出ない。

一時期、この屈曲光学系のデジカメにこだわっていた。このタイプはデザインがすっきりしていて良い。起動終了が早く使い勝手も良かった。X60もその特長を持っている。

X60は作りが良くボタンの操作感もしっかりしていて高級機のような佇まいである。発売時3万円台で翌年には1万円台になったようだから実際のところはエントリーモデルなのだろう。

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小さい割に厚みはあるのでコロンとした可愛らしい印象となる。

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背面液晶は2.5インチ11.5万画素。サイズはそこそこあるが目は粗いのでピントの確認は難しい。

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6.3mm, F3.3, ISO50, 1/90

広角端6.3mmでの撮影。35mm判換算で38mm相当の画角。この画角は個人的には広角というより標準レンズの範疇。

そのままだとちょっと物足りない仕上がりだったのでLightroomコントラスト強調した。他の写真も大体コントラストが強調してある。

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18.9mm, F4.0, ISO50, 1/115

望遠端18.9mm。35mm判換算で114mm相当の画角。

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18.9mm, F4.0, ISO50, 1/350

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18.9mm, F4.0, ISO50, 1/115

望遠端にしても背景はボケない。やはりこのセンサーサイズ(1/2.5インチ)のカメラでボケを作るのは難しいか。

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18.9mm, F4.0, ISO50, 1/180

望遠端で寄ってもこの程度。

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12.4mm, F3.9, ISO50, 1/350

山下公園からマリンタワー。残念ながら花はだいぶ散っていた。

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9.1mm, F3.7, ISO50, 1/180

ボケないカメラは構図に気を遣う。

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13.2mm, F3.9, ISO50, 1/125

この写真のようにバラをメインに撮ったつもりでも背景の人に視線が取られてしまったりする。ボケてくれればそういう所を気にしないで済む。

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13.2mm, F3.9, ISO50, 1/125

背景も前景も絵になる場所なら問題ない。

 

広角端での歪曲は若干気になる。広角端だから仕方ない気もするが38mmと思うと微妙。

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6.3mm, F3.3, ISO50, 1/350

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6.3mm, F3.3, ISO50, 1/750, 打越橋

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6.3mm, F3.3, ISO50, 1/350

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6.3mm, F6.6, ISO50, 1/350

オート露出では光芒が飛んでしまうためマイナスに露出補正して撮影。メニューを呼び出してからの補正になるので一手間かかる。しかし調整できるだけありがたい。

 

相当古いデジカメではあるものの500万画素あるせいか画質は思ったより良かった。暗部持ち上げやコントラスト調整などの追加工にも十分耐える。

書き込み速度が遅いといった問題もなく、最近のデジカメと同じようなテンポで撮影できるから今あらためて使ってみても面白いと思う。デザインも小洒落ているし。

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ミノルタのロゴはこの旧タイプが好き。

α1で猫 瞳AF

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α1 + FE35mmF2.8ZA,  ISO100, F3.5, 1/800

手前にピントの合う対象があるオートフォーカスには厳しい構図だが、顔/瞳検出の対象を動物にしておくとばっちり猫の目にピントを合わせてくれる。フォーカスエリアはワイドでコンティニュアスAFを使用。被写体追従感度は敏感にしていたが、フォーカスが行ったり来たりすることもなかった。

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瞳検出

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拡大

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さらに拡大してピクセル等倍

完璧に捉えている。

もちろん動いている猫もしっかり捕捉できる。

猫アニメーション

猫アニメーション(10枚/秒の連写)

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拡大

素数が多いのでクロップにも耐える。

連続撮影速度はダイヤルでH、M、Lの三段階に切り替えられる。Mのデフォルトは15枚/秒だが設定で変更できる。私は10枚にしている。 

 

動物、鳥認識AFはこんなものでも反応。

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この小さな置物は設定が鳥でも動物でも認識され瞳にAFが来た

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これは鳥でも動物でも人間でも認識されなかった(瞳AFの四角が出ない)。

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フクロウなのに

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α1、α9、α7RII、α7SIIの 高感度画質比較 ISO 102400

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使用レンズFE50mmF2.8Macro、 露出設定値 ISO 102400、F8.0、 1/500

↑この写真を4機種同じ条件で撮影した結果を比較する。写真はRAW記録したものをLightroomでホワイトバランスのみ調整後にJPEG出力した。
前回比較した時と同様それぞれの写真の解像度を統一する。今回は最も高感度性能の高いα7S2に合わせ他の機種の解像度を下げる。

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photoshopにて解像度を統一

α7SIIの長辺は4240ピクセルだが、α1と7RIIをその大きさにすると被写体がほんの僅かに小さくなってしまうため、4280ピクセルにリサイズしている。α9は4240ピクセルで問題なかった。

原因はセンサーの面積の違い。α1と7RIIは35.9x24.0mmであるのに対して、α7SIIと9は35.6x23.8mmと少し小さい。センサー面積が小さくなればその分だけ画角も狭くなるというわけだ。

 

前回同様中央部のみ拡大してピクセル等倍画質での比較を行う。下の画像は比較対象が2秒ごとに入れ替わるアニメーションGIF。

ISO 102400比較GIFアニメ

ISO 102400比較GIFアニメ

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縮小されていない画像→ https://f.hatena.ne.jp/fortia/20210320231227

見比べてみるとやはり7SIIは一つ抜けている。カメラマウントに刻まれている数字がはっきり読み取れるのは7SIIだけである。一番厳しいのは9で、1と7RIIに関しては7RIIの方が僅かに良好に見える。

7S2だけ少し明るく写っているが撮影時の露出設定はすべて同じ。

 

α1のISO50-ISO102400を比較したGIFアニメも載せておく。

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ISO50-102400(縮小)

縮小写真では変化がよく分からないかもしれないので等倍画像もアップする。

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ピクセル等倍 https://f.hatena.ne.jp/fortia/20210321221542

縮小画像で分からないということはウェブ用途なら最高感度のISO102400でも問題なく使えるということ。

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α1、α9、α7RII、α7SIIの画質比較

α1とα9とα7RIIとα7SIIの写真

α1とα9とα7RIIとα7SII

まずは日中屋外撮影における低感度画質を比較した。下に示すようにこれらの機種はそれぞれ解像度が違う。

αシリーズの解像度比較

αシリーズの解像度比較、使用レンズはSonnar55mm、 ISO100、F4.0、1/1250

一般的に画素数が多い方がより精細な描写になるが、額面通りにならないこともある。

photoshopを使ってα1以外の写真の解像度を上げ、条件を揃えた上で比較する。なお、写真はすべてRAWで撮影しLightroomにてJPEG出力したもの。

photoshopによる解像度変更

photoshopによる解像度変更

ピクセル等倍で比較する。しかし8,600x5,700の画像をアップロードするわけにもいかないので一部を切り出す(下写真赤枠)。

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↓分かりやすいようにアニメーションgifにした。2秒ごとに画像が入れ替わる。

画質比較アニメーションgif

画質比較アニメーションgif

こうしてみるとα9や7SIIとは大きな差があるものの、α7RIIを5,000万画素相当に拡大した画像とはそう変わらない印象。もとよりα7RIIとα9をこれ一台に集約するつもりで購入したので、個人的にはこれで十分。

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上のgifアニメの元画像

4機種とも露出値は同じなのだがα1だけやや暗いのが気になる。まあ雲の流れとかで暗くなったのかもしれないので、色々撮影してからまた報告したい。

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