fortia’s レビュー

カメラと猫と音楽と骨董品

夏日をゾナー135mmF1.8ZAで

暑い中撮影してきた。

みなとみらいの市役所脇にある花壇。小輪のひまわりが咲いていた。

 

神大がある通り。みなとみらいがキャンパスだとどんな学生生活になるのだろう。

 

掲載写真はすべて↓この望遠レンズで撮影した。ソニーツァイスの135mmF1.8。AマウントをLA-EA5で変換しα1に装着。一応AFが効く。

レンズ名のゾナー(sonnar)はドイツ語で太陽を意味するsonneに由来している。この季節にふさわしい。

三菱重工横浜ビル前のブロンズ像。

 

こちらはみなとみらいの旧ドック付近に展示されている往年の大型コンプレッサー。

今はサビだらけだが、25年前は黒光りしていたようだ。

https://gijyutu.com/ohki/tanken/tanken2001/yokosen3/yokosen3.htm

私も見ているはずだが記憶にない。こんなにテカテカしてたかな。

 

落書きされた壁。樹木が影を落としていた。

 

海岸通り。扉を開けるとすぐ階段。

 

神奈川県庁敷地内の建物。廃屋のように見えた。

 

打越橋。

長いこと空き家になっている洋風の家。

 

横浜新市庁舎ビル隣の施設。宇宙人が吊るされていた。

あるいは巨大イカの干物か。

 

暑い日だった。



曇天のマテーラ

パリ在住の方のブログでイタリアのマテーラという街を知った。

とても魅力的な風景だったので興味を持ち、画像検索していたところ雰囲気ある写真が目に止まった。

同じくはてなブロガーの方の旅行記だった。曇り空が街のくすんだ色合いに調和し、独特の雰囲気を生んでいると感じた。

旅行の日に曇りだと残念に思うものだが、この街に関しては曇天が情感を引き出すと思う。

描いてみたくなったのでボールペンでスケッチしてみた。

描かせて頂いたのは記事冒頭の写真。

「あの坂道がいいなあ」と思いながら描いた。あと瓦もいい。瓦は途中で描くのが面倒になったが。

 

この街にどんな生活があったのだろう、と思いを巡らせてみたら郷愁めいた感情が湧いた。

 

 

ビクトリアグレイを再現

フォートナム&メイソンの『ビクトリアグレイ』はおいしい紅茶だ。養命酒やクラフトコーラにあるような薬草っぽさが良い。

頻繁に飲みたいが250gの缶が6,696円だから気軽に買えない。

材料を揃えれば似たような茶を安価に再現できるかもしれないと考えた。

ビクトリアグレイの原材料は「紅茶、リコリスルート、ラベンダー、矢車菊花弁、香料」である。

再現したいのは、ほのかに感じる薬草の香り。

ラベンダーの香りとは違う気がしたので、リコリスに目をつけた。リコリスは甘草のことらしい。その辺のスーパーには売っていない。

生活の木にあった。税込648円。開封後に撮ったのでパッケージが傷んでいる。

根っこを粉末にしたものらしい。甘味料として使われるとか。

これ単体でお茶にしても、甘さはあるのだが土臭くて、あまりおいしくはない。

アールグレイの茶葉と一緒に抽出すると不思議なことに土臭さが消える。

しかしビクトリアグレイの味には全然近づかない。

リコリスだけではだめだったようだ。

そこでラベンダーを追加した。同じく648円(税込)。

ラベンダーってそもそも病害虫の被害がなかったような気がするので、有機でなくても農薬使用量は少ないのではなかろうか。

これも単独で飲むものではないなという印象。

 

紅茶とリコリスに合わせて抽出する。

すると、

ビクトリアグレイに近い風味になった。ラベンダーとリコリスを合わせるとこんなに風味が変わるのかと驚いた。

まだ味の濃厚さが足りないので合わせる紅茶を厳選する必要は感じる。

フォートナム&メイソンだから当然良い茶葉を使っているのだろう。

スーパーで買ってきた100g400円のアールグレイでは力不足だったかもしれない。

ただ風味はかなり近付いたので、濃いめの紅茶を探して完成させたい。

買った方が安上がりかもしれない。

 

レディー・アグニュー

数年前まで通っていた絵画教室にサージェントの画集があった。

表紙はこの絵だった。レディー・アグニュー。

John Singer Sargent《Lady Agnew of Lochnaw》(1892) 出典:Wikimedia Commons (Public Domain) 原寸画像リンク

「写実的でうまい絵だなあ」と感心して見ていた。見るだけだったらそこで終わったかもしれない。

模写してみようと思って改めてよく見たら、塗りの粗い箇所が多いと気付いた。

多い、というか……精緻に描き込んだ部分がない。非常にリアルに見える顔ですらそこまで描き込んでいない。

耳なんて「これで耳に見えるのか」と驚くほど。

ドレスは近くで見ると何を描いているのか分からないほど粗いが、全体を見ると違和感なく、布の質感もきちんと表現されている。

子供みたいな感想だが「かっこいい」と思った。

ボールペン画にはまっていた時「無駄な線を減らそう」「線の勢いが残るようにしよう」と意識して描いていた。これがうまくいくと絵に躍動感が出る。多分、絵画というよりイラスト寄りの描き方。

サージェントの絵は筆の勢いが残っているし手数も少ない。それでいてこの上なく写実的に見えるからすごい。

日本ではほとんど名前を聞かないのが不思議だ。アートの世界ではあまり評価されないタイプの画家なのだろうか。

 

ここに描かれたレディー・アグニューの表情は、私には少し硬く見える。左腕の置き場もやや不自然で、肘掛けを掴む手には力が入っている。絵のモデル経験がなく、どう振る舞えばいいのか分からなくて緊張しているのかなと思った。もしそうだったらなかなか可愛らしい絵だと思ったのだが、調べてみるとこの時、病気療養中で体調不良を抱えていたそうだ。ふらつきがあって肘掛けを掴んでいたのかもしれない。

 

曇ったズマールで写す6月の風景

ライカの沈胴レンズ、ズマール5cmF2をデジカメに付けて撮影してきた。

使わない時は↓このように収納できる。

レンズの状態は悪い。後ろのレンズに強い曇りがある。

強光を当てなければ、それほど目立たないが。

コーティングがない時代のオールドレンズで、曇りも強いため冒頭写真のように白んでしまう。

それも悪くない。

何もかもが柔らかく写る。

掲載写真はすべて絞り開放。

順光だとコントラスト高めに写ることもある。

あのアパートがいい。

なめらかな前ボケ。背景ボケはうるさくなることがある。

地面に面白い模様が現れていた。

 

中央切り出し

廃墟のようなビルの入り口。いいデザインだがどんな意図があったのだろう。

雨上がり。

 

 

できる人ができることを

音感もリズム感も少しずつしか変わらない。トレーニングというのもは大抵、どこかのタイミングでステップアップを実感するものだと思うが、それがない。細かく見ればできること自体は増えているが*1、いつまで経っても蓋が外れない感じでもどかしい。ラジオからジャクソン5の歌が流れてくると、すばらしいなあと思うと同時に「子供でこれだもんな…」と嘆息する。

「できる人が自分のできることをやればいい」という意見はもっともで、自分も時々「できないならもう黙って聴いていればいい」と思う。まあでもスポーツでも何でもやる方が好きだから続けてしまうが。それに「できる人がやればいい」は今後待ち受けるAI世界と相性が悪そう。

 

*1:具体的には、これまで気付かなかった音高ズレに気付くようになった。音程判断は相変わらず。メロディーを聞いてもドレミは分からない。「今のレシドだったな」と思っても「レソド」だったりする。歌の単音模倣も外すし、そもそも音高の知覚が弱すぎる。拍感は以前より強くなったが、いまだに簡単なシンコペーションで崩れてしまう。音感とリズム感は別物だと思っていたが、根っこで必要な認知機能は同じかもしれない。聴覚イメージ保持力。