京セラによる大文字CONTAXブランドのフィルムカメラ。少し黄色味を帯びたチタン外装のボディに高級感が漂う。レンズはCarl ZeissブランドVario Sonnar 28-56mm F3.5-6.5の2倍ズーム。ISO50フィルムの使用を考えると望遠側の明るさが物足りないが、薄暗い場所での撮影を諦めれば問題ない。
電源の入れ方は変わっていてズームレバーを動かすことによりオンになる。
これが電源入った状態。ズーム位置は28mm。
グリップのある方が狭くなっているので一見持ちづらそうだが実際に使ってみると特に問題ない。
ケースを装着しないとストラップが使えない。
このケース、柔らかい革で作られていてなかなか良い。さすが高級カメラというところ。
10年近く冷蔵保管されていたVelvia50。使用期限はとうに切れている。Velvia100Fに比べると落ち着いた色合いで、かつ濃厚さはあったので好んで使用していた。現像代を負担に感じてフィルムカメラの使用をやめて以来、買い置きしてあったフィルムをずっと冷蔵庫、もしくは冷凍庫に保管していた。
今はフィルムの銘柄も少なくなり値段も随分上がってしまったが、まだ現像できる環境が残されているだけありがたいと思うべきなのだろう。
撮影した写真を掲載するにあたり本当はフィルムスキャナで取り込みたいのだが、ホルダーが行方不明になってしまい使用できない状況なので、とりあえずライトボックス的な装置の上にフィルムを置いてα7RIIで撮影したものを掲載する。
せっかくフィルムなのでパーフォレーション付きで。この写真は28mmで撮影。絞りは忘れた。
これは望遠端で絞りは開放付近だと思う。背景があまりボケていないので自信がないのだが、開放といってもF6.5なのでまあこんなものだろう。上下が滲んでいるのはRAW現像時に暗部を無理やり持ち上げたため。
これは望遠端56mmの絞り開放。可動液晶なんてないので猫目線で撮影することができない。そのためどうしても上から見下ろした写真になってしまう。もちろん地面に這いつくばって撮れば猫目線写真もいけるだろう。
ぶれてしまった。さすがに薄暗い所で望遠端、さらにしゃがみこんでの撮影では厳しい。
それでもがんばればなんとか。なってないか。
猫を撮るのに適したカメラではないが、見つけるとつい撮りたくなってしまう。
これは望遠側だったか中間域だったか。このあたりの画角だと歪曲はほぼないように見える。
影がおもしろいなと思って撮ってみたがあまりおもしろくなかった。
広角端28mm。28mmでも歪曲はなさそうだ。
露出補正しないで撮ったら失敗してしまった。最近のデジカメだと黒くつぶれてしまってもRAWで撮影していれば救済できてしまうので、この辺の感覚がかなりいい加減になってしまっていた。
素直にスキャナのホルダー探した方が良かったなと思うくらい、どれも色がおかしくなってしまっているが、これはデジタル化の仕方に原因があるのであって、元のフィルムではちゃんときれいな色が出ている。
失敗した写真も含めて25枚すべて掲載しようと思っていたが、きれいにデジタル化できなかったこともありだんだん面倒臭くなってきたのでここで終わりにする。ホルダーが見つかったらしっかりスキャンしてまたアップしたいと思う。
フィルムカメラということもあり、今となってはどちらかと言うとコレクション的な意味合いで所有されるカメラだと思うが、写りも良く使い勝手も悪くないので、日常的に使用するのもありだと思う。フィルム代さえ気にならなければ。
FUJIFILM リバーサルフィルム フジクローム Velvia 50 35mm 36枚 1本 135 VELVIA50 NP 36EX 1
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: Camera
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