APSフィルムという一般的な35mmフィルムより一回り小さなフィルムを使うカメラだ。
カメラ箱を整理している際に見つけた。買った記憶はないからヤフオクで落札したジャンクセットに入っていたのだろう。電池(CR2)を入れてみると動いた。
このカメラには使いかけのフィルムが入っていた。
背面液晶に表示されている撮影枚数を見るとほとんど撮影されていないようだった。
APSフィルムはすでに製造されていないため希少だ。と言っても未使用品がネットで取引されているから珍品とまではいかないが。私はまだAPSフィルムを使ったことがなかったから、このフィルムを使ってみることにした。
エフィーナは静かなカメラだった。屋外での使用ではシャッターが切れたのかどうか分からず不安になった。元々ジャンクだったこともあり「ボタンが壊れているのかも」と疑心暗鬼でシャッターを押し込んでいたら、
連写されていた。
せっかくのフィルムを無駄にしてしまった。
というわけで今回まともに撮影できたのはほんの数枚になってしまったが、一応撮れたには撮れたのでその数枚をデジタル化してここに掲載したい。
なおAPSフィルムの現像はヨドバシカメラで受け付けてくれた。現像のみの場合、フジ系ラボ送りで800円、コダック系ラボ送りだと720円。まともに写っているかどうかすら分からないフィルムだから安い方でお願いした。
フィルムのデジタル化は、ライトボックスにフィルムを置いてそれをデジカメで撮影するという簡単な方法で行った。APSフィルムのデジタル化については別記事にまとめる予定。簡単に説明すると↓こんな状態の現像済みフィルムをデジカメで撮影して、
画像編集ソフトを使いオレンジ色を抜き、
色を反転する。
すると元の色が得られる。
この後、コントラストの調整などを適宜行って得られた写真が次の数枚。
↑剥き出しのフィルムを撮影するからホコリが写り込んでしまうこともある。
↑建物の上の直線がうねうねしている。小さなズームレンズの広角端での撮影だから歪曲は仕方ないか。カメラ内でフィルムが波打っていた可能性もあるだろうか?
無駄打ちのせいで残念ながら撮れた写真はこれだけ。まあしかしジャンクカメラ内に長年放置されていたであろうフィルムで曲がりなりにも撮影結果を得られたのはうれしかった。