2010年3月に発売されたマイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼カメラ。E-P1の発売から半年程度で登場した下位機種。下位とはいえ価格はそれほど安くなかったと思う。(当時のデジカメウォッチ記事を見ると標準レンズ込みでE-P1が10万円前後、E-PL1が8万円前後。)
E-P1はスタイリッシュなデザインだったが、これはそれよりも保守的な形にまとまっている。たしかE-P1がグリップのデザインで論争を起こしていたから、その辺が考慮されたのだろう。
このカメラは中古で購入したものなので当時販売されていたレンズキットがこの組み合わせだったかどうかは分からない。当時E-P1を羨望の眼差しで見ていた記憶はあるのだが、マイクロフォーサーズのズームレンズについてはどうもよく覚えていない。
機材整理で手放す前に動作確認含めて持ち出してみた。
このカメラにはアートフィルターという機能がある。使ってみると負荷が大きいのか、いくつかのフィルターで動作がやや緩慢になる。私が使用したSDカードの速度不足もあるかもしれないが、ライブビュー画面でSDカードの読み書きはしないと思うので元々の性能だろう。
以下掲載する写真はすべてアートフィルターで撮影したもの。使用したレンズは上の写真にある14-42mmのオリンパス標準ズームレンズと、パナソニックの14-140mm。
ソフトフォーカスっぽくなるフィルター。数枚試してそれ以降使わなかった。コントラストが低下するので眠い写真になりがち。色が濃厚だったり輝度差が高い被写体など、使うべき状況が限定されるフィルターだと思う。
彩度とコントラストが上がるポップアートが面白い。
コントラスト上げると何でもドラマチックになる。
↑これはトイフォトという周辺減光が加わるフィルター。色合いとコントラストの調整も入る。このフィルターは処理が重いようでライブビューがコマ落ちする。
トイフォト、絵はいいのだがもたつくので頻繁に使う気がしない。
色がない方がかっこよくなる景色もある。
↑昭和の面影残る商店街と理髪店。
良い壁。
普段RAWでしか撮らないのでたまにこういうのを使ってみると新鮮で楽しい。
動作が少し鈍いものの今でも十分使えるカメラである。