先月伊香保に行った時の写真。人通りは少なくコロナの影響を感じたが、廃墟も多く、もしかしたらそれ以前から活気を失っていたのかもしれない。
携行した機材はα7SIIとFE35mmF1.4ZAおよびコシナの10mm。ほとんどFE35mmで撮影した。
夕方に着いて翌朝には帰ったので、昼間の写真が少ない。
名の通った観光地で現在もまだ賑わっていると思っていたから廃屋の多さに驚いた。
しかし風化した建物の存在によって風景としての魅力は増しているようにも見える。
35mmは野良猫を撮るには短い。トリミングが必須になるが、このレンズはF1.4でボケ量を稼げるから切り抜きしてもボケの生きた写真になる。そういう意味で非常に汎用性の高いレンズ。ただ前面レンズが大きいので猫の警戒心は高まる。ような気がする。
石段街のてっぺんにある伊香保神社から30分ほどの軽い山登りをすると街を見下ろす展望台にたどり着く。ロープウェーもあるが朝晩は動いていない。
三脚は持って行かなかったので展望台の手すりにカメラを押し付けながら撮った。意外とぶれない。
月夜でなければもっと星が写っただろうか。
展望台には他に誰もいなかった。
展望台への道は整備されているので途中これといった障壁はない。しかし私が行った時は道中の半分くらい電灯が切れていたので夜は明かりが必要だった。幸いスマートフォンのフラッシュライトで足元を十分に照らすことができた。
展望台は朝行けば日の出が拝める。
温泉のない宿に泊まり食事は持ち込んだカロリーメイトで済ませたため一般的な伊香保の魅力は堪能していない。それでも十分に魅力的な街だと思った。