fortia’s カメラレビュー

カメラと猫と骨董品

KONICA C35EFのレンズをデジカメで使う

100円ジャンクのコニカC35EF

ヤフオクでよく見かけるコニカのコンパクトカメラ。あまり人気がないのか入札者なしで流れていくことも多い。ヘキサノン銘はブランド化しているのに不思議だ。

液漏れの形跡

まあ、こんな状態のカメラは誰も欲しくないか。なんか酸っぱい匂いがするし。

とりあえず、無傷だったレンズを取り出す。

レンズの摘出は簡単

取り出したこのレンズをデジタル一眼で使ってみたいと思う。

ただ撮るだけならカメラのボディキャップに穴を開けてこのレンズを嵌め込めばできる。

しかしレンズを前後移動させる仕組みがないとピント合わせはできない。

そこで、ライカMマウントをソニーEマウントに変換するヘリコイドアダプターを利用する。

リングを回すと伸縮する

ピントを出すための工夫が少し必要

単純に嵌め込むだけではピントが合わないので、適当なリングを組み合わせて厚みを稼ぐ。

あとは固定するだけ

残念な仕上がりだが撮れればいい

α1 + HEXANON38mmF2.8  ISO100, F2.8, 1/5000

中央拡大

ガスっていてテストには不向きな天候だったが、それでも中央の解像力が十分であることは伝わると思う。

周辺はぼやける。

右下拡大

左上拡大

左側がボケボケなのは多分レンズの取り付けがテキトーすぎたせいだ。

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO100, F2.8, 1/1250

中央拡大

結構いいと思う。

α1 + HEXANON38mmF2.8  ISO100, F2.8, 1/800

中央拡大

優しい写り。当たり前だが最近のレンズのようなパキパキ描写ではない。

ただ、コントラスト高めで色が濃く出るのは意外だった。レンズにコーティングが施されていて、構成枚数も少ないからだろうか。

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO100, F2.8, 1/3200

中央拡大

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO100, F2.8, 1/500

後ボケには輪郭が付く。うるさくなる場面もあるだろうが、こういう場面ではキラキラして良い。

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO100, F2.8, 1/800

前ボケは滑らか。

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO100, F2.8, 1/400

中央拡大

α1 + HEXANON38mmF2.8  ISO100, F2.8, 1/160

歪曲は少ない。

α1 + HEXANON38mmF2.8  ISO100, F2.8, 1/400

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO800, F2.8, 1/30

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO160, F2.8, 1/30

電飾ワイヤーが詰め込まれた球体。イルミネーションにも色々なアイディアがあっておもしろい。

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO5000, F2.8, 1/30

馬車道十番館。クリスマスを過ぎてもまだこの電飾が見られる。

α1 + HEXANON38mmF2.8   ISO100, F2.8, 1/1600

それではみなさん良いお年を。