fortia’s レビュー

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Kodakのオールドデジカメ P880 Zoom

Kodak P880 Zoom

前回のDC210Aに引き続きコダックのオールドデジカメ。2005年発売。発表当時の記事

いつ買ったかは覚えていないが多分いつも通りのジャンク品。

VARIOGON

シュナイダー銘の換算24-140mmズームレンズを搭載している。シュナイダークロイツナッハはドイツのレンズメーカー。

かつてコダックのスプリングカメラもここのレンズを載せていたから、これは由緒正しい組み合わせと言える。

レンズの写真を撮っていて内部に少し曇りがあることに気付いた。

ツブツブが見える

カビかあるいは貼り合わせ面の劣化か。いずれにしろこの手のデジカメレンズは分解再組立できる構造になっていないからどうしようもない(似たようなカメラを何台も分解した)。

ズームを望遠端に回した状態

望遠端にしてもレンズはそれほど伸びない。割とコンパクトなカメラである。

前回紹介したDC210Aとの大きさ比較

EVFがある

記録メディアはSDカード

DC210Aは日本製だったが、このカメラは韓国製。そういえば以前サムスンがデジカメ作っていた時もレンズはシュナイダー銘だったなと思い出した。このカメラがサムスン製かどうかは知らない。

持ち出して撮影してきた。

KODAK P880   ISO50, 1/2500秒, F2.8, 24mm(換算)

九月だというのに真夏のような暑さ。

KODAK P880   ISO50, 1/2500秒, F3.2, 31mm(換算)

夏雲ではないか。

KODAK P880   ISO50, 1/80秒, F4.1, 140mm(換算)

猫もクーラーを求めている。

 

このカメラはRAWで記録できるので、

KODAK P880   ISO50, 1/80秒, F4.1, 140mm(換算)

影になってしまったところをもう少し明るくしたいと思った時に、

KODAK P880   ISO50, 1/80秒, F4.1, 140mm(換算)RAW現像時コントラスト調整

RAW現像で大幅調整できる。分かりやすいよう大袈裟にやった。JPEGで記録してしまうとこんな調整は絶対にできない。

だからデジカメでもスマホカメラでもRAW記録できるかどうかは重要で、私がカメラを選ぶ際の評価基準の一つ。

KODAK P880   ISO50, 1/200秒, F5.0, 24mm(換算)

ここにあった建物、雰囲気があって好きだったのだが取り壊し中。

以前撮影した写真

昔からあるものがなくなっていくのは寂しいが、新たにできるものがまた同じように誰かにとっての昔からあるものに変わっていくというサイクルを考えれば、まあそういうものだよねという話か。

KODAK P880   ISO50, 1/125秒, F4.0, 94mm(換算)

難ありレンズでも問題なく写った。逆光で少し白むかな程度。