α7SII + LA-EA3 + Sonnar 135mmF1.8 ZA ISO100 F5.6 6秒
これまで8月に開催していた花火大会の代わりだろうか。音が聞こえて外に出てみたら上がっていたのでとりあえず撮影。
手頃な望遠ズームがなかったのでAマウントの135mmを使用した。絞って撮影するのでF1.8のスペックが無駄に……
発表された時からおもしろそうなカメラだと思ってはいた。しかし、これといった用途も思いつかずこれまで購入することはなかった。が、6月から始まったキャッシュバックにつられて購入した。
RX100と比較するとかなり小さいことが分かると思う。
厚みはややあるが、それでもRX100より薄い。ズボンのポケットに入れて持ち歩くことも可能。ポケットが膨らんで不恰好になるが。
モニタは小さいものの、構図やピントの確認が問題なくできるサイズは確保されていると個人的には思う。ピントに関して言えば、ピントの山がはっきり確認できるわけではなく、合焦位置にAFフレームが表示されるのを見て「大体この辺に合っているかな」と確認できる程度。ただ被写界深度は深いのでそれで十分だと思う。
モニタのコーティング剥げは最近のカメラではあまり経験していなかったが、この機種で久しぶりに経験した。普通のカメラより多少ぞんざいな扱いをしていたので仕方ないかもしれない。
解像性能
RX0 ISO125 7.7mm F4.0 1/1250
画質は良い。↓上の画像の中央部分ピクセル等倍切り出し。
↓左上隅
↓右下隅
四隅はやや甘くなる。この個体は特に右側が怪しい。しかし特定の条件で撮影した結果を等倍確認して分かる程度でしかないので特に問題はない。
歪曲について
内蔵レンズプロファイルで補正された状態だと歪曲は感じない。
プロファイルを無効にし歪曲補正の無い状態にすると↑このようになる。
基本的に補正は有効なので実用上歪曲が問題になることはない。
RX0 ISO125 7.7mm F4.0 1/500
作例
RX0 ISO125 7.7mm F4.0 1/640
RX0 ISO200 7.7mm F4.0 1/500 RAW現像時+1.5
RX0 ISO320 7.7mm F4.0 1/500
やや厳しい逆光条件での撮影。コントラストの低下は多少感じるが、破綻することなく写る。
小さく軽いカメラで手振れ補正機能もないのでシャッタースピードの低速限界は高速にしておくのが良いと思う。高感度でもきれいに写るのでISOが上がることを恐れる必要はない。
動き物を撮る場合は1/500くらいに設定してしまってもいい。
RX0 ISO640 7.7mm F4.0 1/500 RAW現像時 +1.0
RX0 ISO500 7.7mm F4.0 1/500 RAW現像時 +1.5
細かいところまでしっかり写る。ISO500程度ならノイズも気にならない。
RX0 ISO1250 7.7mm F4.0 1/500 RAW現像時 +1.0
とても小さいので猫も警戒せずに近づいてくる。が、最短撮影距離が50cmなのでせっかく顔を寄せてくれてもピントが合わない。
RX0 ISO250 7.7mm F4.0 1/500 RAW現像時 +1.0
まあこのくらいまでなら合うので十分か。
RX0 ISO12800 7.7mm F4.0 1/400 RAW現像時 +0.5
前述した通りISO12800の高感度でもそこそこきれいに写る。
ノイズ処理はLightroomのデフォルト(輝度ノイズ低減なし、カラーノイズ低減25)。
RX0 ISO12800 7.7mm F4.0 1/400 RAW現像時 +0.5
RX0 ISO12800 7.7mm F4.0 1/500 RAW現像時 +0.5
猫の食いつきがいいだけに、この最短撮影距離はやはりちょっと残念。
RX0 ISO5000 7.7mm F4.0 1/500 RAW現像時 +1.5
RX0 ISO5000 7.7mm F4.0 1/500 RAW現像時 +1.2
猫に近づけても警戒されないというのはちょっとした発見であった。
まあ、嫌がる猫もいる。
RX0 ISO4000 7.7mm F4.0 1/500 LRクロスプロセス現像
RX0 ISO800 7.7mm F4.0 1/500 LRクロスプロセス現像
RX0 ISO3200 7.7mm F4.0 1/500 LRクロスプロセス現像
RX0 ISO1000 7.7mm F4.0 1/500 LRクロスプロセス現像
RX0 ISO5000 7.7mm F4.0 1/500 LRクロスプロセス現像
ソニー SONY デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX0
《新品》SONY (ソニー) Cyber-shot DSC-RX0[ コンパクトデジタルカメラ ]【KK9N0D18P】
FEマウントで最初に発売された標準レンズ。Carl Zeissの名を冠した高級シリーズでもある。今でこそ廉価版の50mmF1.8が用意されているが発売当初は他に選択肢がなかったため、最初の標準レンズを高価格帯のツァイスで出してきたソニーに異を唱える人も多かった。と記憶している。
発売されてからは撮影サンプルや各種テスト結果により価格に見合う性能を持っていることが明らかになり、そういった声も小さくなって今現在の確固たる地位を築くに至る。
見ての通り小型なので扱いやすい。それでいて絞り開放から全面にピントがしっかりくる。
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/8000
中央部ピクセル等倍切り出し
左端部切り出し
右端部切り出し
4000万画素をピクセル等倍で見てもこれだけ写っている。しかも中央と周辺部の写りにほとんど差を感じない。
ちなみにFE50mmF1.8とは周辺部の描写に大きな差がある。比較結果を過去の記事に書いているので参考にしてください。
55mmという中途半端な数字だが感覚的には50mmのレンズを使っている時と特に変わらない。FE50mmと比較すると確かに少しだけ画角が狭いが、同じ条件で撮影、比較してようやく気づく程度でしかない。
α7S + SEL55F18Z ISO100 F11 1/125
標準レンズなので何でも撮れる。もちろん画角は広くないから広角レンズのように広範囲を収めることはできないが、絞って平面的な風景を収めることは当たり前ながらできるし、絞りを開けて望遠レンズのように被写体を浮き上がらせることもできる。そして望遠レンズのように狭い画角の制約を受けないから構図の自由度も高い。
α7RII + SEL55F18Z ISO320 F4.0 1/250
α7S + SEL55F18Z ISO100 F3.5 1/5000
α7RII + SEL55F18Z ISO250 F2.5 1/250
等倍切り出し。
オートフォーカスは静かで速い。α9 + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/640
厳しい逆光条件でも破綻しない。多くの場面でフレアが生じることなく色がしっかり残ってくれる。α9 + SEL55F18Z ISO100 F4.0 1/200
α7S + SEL55F18Z ISO250 55mm F1.8 1/4000
ピントを遠くに置いてもいい塩梅にボケてくれる。こういう場所で被写界深度を深くするとどうしてもうるさい写真になりがちなので、こうやって適度にボケてくれるとありがたい。
ちなみにこの写真はRAW現像時にかなり暗部を持ち上げている。元の写真では右の建物は黒く潰れている。
暗部を持ち上げても色が破綻しないのはα7S系ならでは。7RIIもかなりがんばってくれるが、7S系の方が色がきれいに出る。
ボケ Bokeh
背景次第だがボケは絞り開放付近で周囲が若干流れる。
α7S + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/1000
↓ボケの流れが気になる場合は少し絞れば解消する。
α7S + SEL55F18Z ISO100 F2.5 1/1000
これらの写真、ぱっと見では何を撮ったか分からないだろうが、中央にいるメジロを撮影したものである。フルサイズの55mmではこのくらいの大きさで写すのが限界。これ以上近寄ったら逃げられてしまう。まあ最近のデジカメの性能なら画質を損なうことなく切り出し拡大できるので、一見遠めに感じる被写体でも実は結構いける。
開放付近で見られるボケの流れは被写体によって現れたり現れなかったりする。F1.8-2.0で撮影した写真を並べてみる。
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F2.0 1/3200
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/1000
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/1250
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/8000
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/1600
α7S + SEL55F18Z ISO500 55mm F2.0 1/8000
流れが生じる条件はよく分からない。ピントの位置、そこからの背景、前景までの距離、丸ボケの有無あたりが関係しているような気はする。いずれ検証してみたい。
α7S + SEL55F18Z ISO125 F1.8 1/8000
丸ボケの形を確認。中央部拡大。
左上拡大。口径食によりボケが潰れ両端が尖る。
丸ボケの形状変化は口径食が主因だろう。ボケが流れる現象は口径食より非点収差だろうか。このレンズのMTFを見ると周辺部において放射方向と同心円方向のコントラスト応答に差があるので非点収差自体の存在は窺える。
α7SII + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/125
コマ収差 Coma
絞らずに夜景を撮ると気付く。
α7S + SEL55F18Z ISO200 F2.0 1.6秒
右端拡大。光点が外に向かって尾を引き三角形になってしまっている。
絞れば解消する。
α7S + SEL55F18Z ISO100 F5.6 30秒
歪曲 Distortion
α7RII + SEL55F18Z ISO250 F2.0 1/250
使用していて歪曲が気になることはない。とは言えこのような写真で粗探しをしてみると四隅に怪しい箇所を見つけることもできる。Lightroomのレンズプロファイルによる補正を有効にしてみると……
分かりにくいので修正前と修正後をアニメーションGIFにしてみた。
四隅を見れば変化していることが分かるだろう。
歪みはあってもこの程度に過ぎない。
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F4.5 1/640
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F1.8 1/640
α7RII + SEL55F18Z ISO100 F2.5 1/250
α9 + SEL55F18Z ISO100 F2.2 1/80
α7S + SEL55F18Z ISO100 F14 1/250
フルサイズの標準レンズは使っていて楽しい。画角的にもそこそこ広い範囲をカバーしつつボケもしっかり活用できるので、表現の幅がとても広いと感じる。フルサイズのレンズにしては小さく軽いので、気軽に持ち出せるのも良い。
趣味で写真をやってみたいと思う人はまずこういった標準レンズを付けてあれこれ撮ってみると写真の面白さが分かって良いと思う。
ソニー SONY 単焦点レンズ Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL55F18Z
α7RII + Touit1.8/32 ISO100 F1.8 1/125
α7RIIに装着して絞り開放で近接撮影した場合のケラレ具合はこの程度。ケラレ具合は絞り値やピントの位置によって変わる。
ピントが遠くなるとケラレが少し増す。
α7RII + Touit1.8/32 ISO100 F1.8 1/500
高画素機なら大きな切り抜きにも対応できるからこのくらいのケラレは大したことない。
α7RII + Touit1.8/32 ISO100 F1.8 1/80
↑これはもしかしたらフードを外し忘れていたかも。フードを付けてもケラレはこのくらいで済む。
α7RII + Touit1.8/32 ISO100 F1.8 1/320
両端を切り落としてスクエアフォーマットの中判カメラ気分を味わう。
黒枠部分のカットという対処ではなく、ケラレを生かすアイディアもいいと思う。
α7RII + Touit1.8/32 ISO320 F1.8 1/8
この写真、さっきの写真ほどではないにしろやはり黒枠が気になる。境界がくっきりしすぎているから気になるわけで、ここをうまくぼかしてしまえばきれいな減光効果に見えるはず。
画像処理にて周辺減光効果を与えて境界をぼかしてみると、
気にならなくなった。と思う。同時にコントラストを強めたが、これにより猫の輪郭がはっきりし視線が中央に誘導されやすくなったことも違和感緩和の一因だろう。
イメージサークルを目一杯使う写真は、そのレンズが持っている力のすべてを引き出している気がして楽しい。
NEX-7 + Touit1.8/32 ISO400 F1.8 1/60
NEX-7 + Touit1.8/32 ISO400 F1.8 1/60 (Lightroomのレンズ補正適用)
NEX-7 + Touit1.8/32 ISO200 F5.6 1/640 (Lightroomのレンズ補正適用)
NEX-7 + Touit1.8/32 ISO200 F5.0 1/320
NEX-5 + Touit1.8/32 ISO200 F2.0 1/3200
NEX-5 + Touit1.8/32 ISO250 F2.0 1/50 (Lightroomのレンズ補正適用)
NEX-5 + Touit1.8/32 ISO200 F2.0 1/4000
NEX-5 + Touit1.8/32 ISO200 F2.0 1/1250
ドイツが東西に分裂していた頃の西側カールツァイス製ゾナー。このレンズの銘板にはZeiss-Optonと刻まれているが、これは西ドイツツァイスがCarl Zeissを名乗る前の社名(Zeiss-Opton Optische Werke Oberkochen GmbH)。個人的にはZeiss-Opton銘の方がCarl Zeissよりかっこよく見えて好きだ。
α9にアダプター経由で装着
中心部の描写だけならこのオプトンゾナーも結構良いが、周辺描写は雲泥の差になる(デジカメで使った場合)。現代のレンズは開放絞りでも隅々まできっちり写るが、昔のレンズ、特にレンジファインダーカメラ用のレンズは周辺が厳しい。
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO100 F1.5 1/8000
中心部のピクセル等倍切り出し。もやっとはしているものの意外と細かいところまで写せている。
左端の切り出し。フィルムだったら流れずにもう少し良く写るかもしれない。とりあえずα7RIIではこんな感じ。
ちなみにソニーゾナー55mmF1.8で同じ景色を撮った場合、開放絞りでも……
これだけ写る。これが中心ではなく端の描写だから恐ろしい。なお焦点距離のわずかな違いにより写っている範囲が微妙にずれている点と、別の日の撮影なので被写体に当たる光の加減が違う点はご容赦いただきたい。
オプトンゾナーも絞れば結構改善する。
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO125 F11 1/250
中央部分はモヤもなくなり精細な描写となる。
周辺もピクセル等倍で鑑賞できるほどに改善。それでもソニーゾナーの開放にも敵わないのだが、そこは大きさも違うし時代も違うから仕方ない。むしろ今から6、70年前に作られたこの小ぢんまりとしたレンズで、ここまで写るのは驚異的と言えるだろう。
まあそもそも性能を求めるだけならわざわざ古いレンズを持ち出す必要はない。
レンジファインダーカメラのレンズはどれも小さく精巧で工芸品のような趣がある。
無骨な黒いレンズも悪くはないが、やはりこの銀の輝きが良い。小さい割にズシリと重いのも良い。
もちろん物としての良さだけではなく、その独特な写りにも魅力がある。
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO100 F1.5 1/1250
中心部分の切り出し。絞り開放時の甘さは、遠くの景色を写した時には単にもやっとした印象を与えるだけだったが、こうして被写体が変われば幻想的な雰囲気の演出にもなる。
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO100 F1.5 1/1600
にじみが出るレンズはこういう強い光を受けている輝度差の高い被写体に向けるとその威力を発揮する。
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO100 F1.5 1/400
単にシャープに写るだけのレンズよりも味があって、どうやってこれを活かそうかと考えるのも楽しい。
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO160 F1.5 1/250
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO100 F1.5 1/250
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO100 F1.5 1/1000
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO100 F1.5 1/500
α7RII + Zeiss-Opton Sonnar50mmF1.5 ISO100 F1.5 1/1000
ソニー SONY レンズフロントキャップ 40.5mm ALC-F405S
キャップ無しで入手する場合が多いと思う。FE35mmF2.8に付属している40.5mmのキャップがちょうどよく使える。
今は昔、2005年発売のクラシックデジカメ。きれいな中古があったので購入した。LXは高級機なので今も人気があり、この年代のデジカメとしてはそこそこ高い値段がついている。しっかりした金属ボディでデザインも小洒落た感があり眺めているだけでも楽しい。
機能的にもまったく問題なく、今でも十分通用する。画質は高感度がやや厳しいもののRAW撮影が可能なので良好な出力が得られる。縦横比16:9の800万画素は4Kモニタにぴったり表示できるサイズだし、プリントするにしてもA4程度なら余裕だから今でも不足はない。
LX1 DC VARIO-ELMARIT 1:2.8-4.9/6.3-25.2 ASPH. ISO100 6.3mm(換算28mm相当) F2.8 1/1000
広角端28mm相当画角からの4倍ズームレンズ で、カメラマニアからすると28mmスタートは物足りないと感じるところだが、16:9のセンサーということもあり実際に撮影してみると意外と広く撮れる。
↑これは上の写真の中央部分を切り出したピクセル等倍の画像。RAW現像すればこのようにかなり精細感のある画質が得られる。
16:9なので基本的には横に構えて写真を撮ることになる。もちろん縦で撮れないわけではないが、3:2や4:3の比率に慣れていると縦に構えた時に横幅が狭すぎて違和感を覚えると思う。
LX1 ISO100 6.3mm(換算28mm相当) F4.0 1/200
この写真のようにどこか締まらない印象になってしまうことが多い。そんな時でも↓こんな風にトリミングしてしまえば安定感が戻ってくる。
トリミング後を予想して撮影するのが難しいという場合は、カメラにアスペクト比の切り替え機能があるのでそれを使って3:2なり4:3で撮れば良い。
ただ、このカメラのセンサーはLX2やLX3に搭載されるマルチアスペクト式ではないため、3:2や4:3に切り替えても16:9の写真の両端が切り落とされてしまうだけであり、ちょっともったいない。撮影した後にどうやって切り出すか考えるのもまた一興なので、この切り替え機能は積極的に使わなくていいと思う。
LX1 ISO100 11.6mm(換算52mm相当) F3.6 1/1000
LX1 ISO100 13.4mm(換算60mm相当) F4.0 1/1250
LX1 ISO100 15.6mm(換算70mm相当) F4.0 1/640
広角でも望遠でも結構寄れる。
LX1 ISO100 6.3mm(換算28mm相当) F2.8 1/1000
ボケも素直な方ではないでしょうか。
LX1 ISO80 6.3mm(換算28mm相当) F4.0 1/400
LX1 ISO100 8.7mm(換算38mm相当) F3.2 1/80
この焦点距離では歪曲なし。もちろんソフトによる歪曲補正は行っていない。この焦点距離だけではなく他のズーム位置でも歪曲が気になることはなかった。最近のデジカメと違い、この時代のカメラは歪曲を光学的に補正していたのでRAWで出力しても派手に歪んだ画像が出てくることはない。
LX1 ISO80 6.3mm(換算28mm相当) F4.5 1/400
LX1 ISO80 6.3mm(換算28mm相当) F3.6 1/100
LX1 ISO100 6.3mm(換算28mm相当) F3.2 1/100
縦方向の長さも被写体によっては活きる。
しかし正直なところ16:9を縦に構えて撮影する違和感は最後まで拭えなかった。スマホでの縦撮影に慣れている人ならば、すんなり受け容れられるかもしれない。
純正バッテリーDMW-BCC12は生産終了しているので、入手したカメラにバッテリーが付属していなかったり、付いていても劣化していた場合は互換バッテリーを購入することになる。互換品は色々あってどれにすべきか迷うが、何種類か使用した経験があり昔から馴染みがあるROWAのものを紹介しておく。
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旧型と新型で最短撮影距離が15cm短くなっているが実際の写真ではどのくらい違うのだろう。両者の最短撮影距離で撮影して比較してみた。
X-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(新型) ISO200 16mm F3.5 1/10
X-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS (旧型) ISO200 16mm F3.5 1/9
ご覧のように広角端では大きな差がある。
X-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(新型) ISO200 50mm F5.6 1/6
X-A3 + XC16-50mmF3.5-5.6 OIS (旧型) ISO200 50mm F5.6 1/6
望遠端ではそれほど変わらない。
広角端での違いは大変大きい。これだけ寄れると写真の幅が随分広がるだろう。私は広角で接写はあまりしないのでそれほど恩恵にあずかれそうにないが。