京セラコンタックスのホロゴンで撮影してきた。
極端な周辺減光を覚悟していたが、それほどでもなかった。デジタル一眼にフィルムカメラ用レンズを付けて撮影した方が減光の程度は大きいような。
このレンズは周辺減光を補正するために外から中心に向かって暗くなるグラデーションフィルターが用意されている。
これを付けて撮影するとこうなる↓
シャッター速度を二段遅くしなければならないというデメリットがあるものの、見ての通り減光はきれいになくなる。
私は周辺減光もレンズの魅力の一つだと思っているので、これ以降の撮影はすべてグラデーションフィルターなし。
このレンズの特徴はこの周辺減光とゼロディストーションである。
ほぼゼロ。今は歪曲収差はソフトで修正するのが主流だから、今後こういうレンズが世に出てくることはもうないのかもしれない。
ゼロディストーションを活かした写真を……などと思っても、外付けファインダーでは水平を出すことも壁面と平行に構えることも難しい。
三日月の形をしたゴーストが発生していておもしろい。左下の異物は私の指。気を付けていたつもりなのだが、今回の撮影では結構な枚数これをやってしまった。
逆光には強く、画面が白むようなフレアは生じないがゴーストは発生する。
はい、また指。
ベルビアってもっときつい発色だったような気がするのだが、あれはVelvia100Fだったか。
水平を失っている。デジカメだったら撮らないだろうなという構図が入ってくるのがフィルムカメラの楽しいところ。
ホロゴン持ち出した日にたまたま帆を張っていた日本丸。運が良かった。
続きはまた。