小さくて軽いのでとりあえず付けておくにうってつけのレンズ。
画角は広いがパースは強調されないので、何でも無難に撮れる印象。逆に言えば強烈な遠近感や大きなボケは期待できないので、手軽にインパクトのある写真を撮るのは難しい気がする。
そういう意味では初めて一眼デジカメを使う人が選ぶとちょっとがっかりするかもしれない。いわゆる「一眼レフで撮った写真」を期待していると物足りないと感じてしまいそう。
そういう人には最初の一本としてFE50mmF1.8やゾナー55mmをお薦めしておきたい。35mmは50mmに飽きたら挑戦すれば良いと思う。もちろん装備を小さくしたい場合や、汎用性の高いレンズを求めている場合は最初からこれにすべきだが。
ボケ Boke
α7RII + FE35mmF2.8ZA ISO100 F2.8 1/320
ボケは自然。ざわついたり流れたりすることもない。α9 + FE35mmF2.8ZA ISO3200 F2.8 1/125
α7SII + FE35mmF2.8ZA ISO 100 F2.8 1/8000
パースが強調されないと書いたが、こういう構図ならば広角レンズっぽい奥行き感も出る。
歪曲 Distortion
実際に使っていて歪曲が気になったことはないが、Lightroomのプロファイルによる補正前と補正後を比較すると四隅に歪みがあるようだ。
↓この画像は補正前と補正後を並べたアニメーションGIFになっているので隅っこの方に注目してみてください。
解像力 Resolution
解像力は十分で4,000万画素にも耐える。
α7RII + FE35mmF2.8ZA ISO100 F2.8 1/4000
↓上の写真の左端、中央、右端の等倍切り出し。
周辺光量補正非適用なので左右端は中央に比べて暗い。が、解像しているのは分かると思う。左端は右に比べると若干怪しい気もするが、まあ重箱の隅だろう。この辺は個体差が出てくるところで、私はもう一本同じレンズを所有しているが、その個体は右端がボケる。このレンズは良い方だと思う。(これが片ボケレンズでした。良個体は左右ボケません。右側がボケるのは別の話でした。2019.5.19)
逆光 Against light
α9 + FE35mmF2.8ZA ISO100 F2.8 1/200
逆光でもコントラストは全然落ちない。
α7SII + FE35mmF2.8ZA ISO100 F2.8 1/6400
ゴーストが気になった記憶もない。レンズ構成が5群と反射面が少ないのが良いのだろうか。もちろんコーティング技術の高さや鏡筒内の反射防止技術など色々あるのだろうけど。
作例 sample pictures
α9 + FE35mmF2.8ZA ISO300 F2.8 1/125
α9 + FE35mmF2.8ZA ISO100 F2.8 1/500
α7RII + FE35mmF2.8ZA ISO 100 F4.0 1/1000
↑周辺光量補正を適用していないのでF4.0でも四隅に若干落ち込みが感じられる。自動補正を掛ければ完全になくなるが、私は周辺減光が好きなので補正しない。
α7S + FE35mmF2.8ZA ISO100 F2.8 1/160 コントラスト調整
関内の吉田町にあるジャズバーの店構え。雑然としながらもオシャレな雰囲気を醸し出していたので気に入っていた。これは随分前の写真で、今は片付いてしまっている。
α7RII + FE35mmF2.8ZA ISO100 F2.8 1/100
同じ路地の写真。たまたまいい感じのビートルが停まっていた。映画のワンシーンのような構図がとても気に入ったので、イラスト風に加工した。
α9 + FE35mmF2.8ZA ISO3200 F2.8 1/250
総じて大変良いレンズだと思う。価格がもう少し安くなってくれると有難い。
ソニー SONY 単焦点レンズ Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL35F28Z
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (1件) を見る