2012年3月発売のキヤノンのコンパクトデジタルカメラPowerShot G1X。
センサー面積がフォーサーズ以上ということで私の中では高評価のデジカメ。
ひと昔前の製品だが、今でも使える性能を持っているだろうか。
1ヶ月ほど持ち歩いてみたので、その感想を書き記したい。
画質はまったく問題ない。画素数は1,400万画素と今の基準からすると少なめだが、それで困る場面はないと思う。
私のようにブログにアップするぐらいしか写真の使い道がない人なら500万画素、いや200万画素でも十分だ。
猫だって撮れる。
↑ピントが合えばこんなにキレの良い画質。
ただ、オートフォーカスがちょっとあれでピントが結構抜ける。
春だなあ、とモクレンの蕾をズームしたが……
何度AFを繰り返しても手前の蕾にピントが合ってくれない。
マニュアルフォーカスに切り替えれば合わせられないこともないのだが、できればAFで合わせてほしい。
画質は良い。
あちらこちらに春を感じる。
センサー面積が大きいからボケも得やすい。構図を意識しなくても自然にボケてくれる。
ドロドロに溶ける必要はないのだが、やはりある程度ボケてくれると助かる。全域にピントが合ってしまうカメラは難しい。
高感度撮影もいける。
ISO1600でもノイズは気にならないし色も失われない。
今でも実用十分な性能を持っているデジカメである。
ボディもしっかりしていて昔の金属カメラのような重厚感がある。
バリアングルモニタはしゃがみ込んでの猫撮影に良い。
オートフォーカス性能だけが時代を感じるところで、ここが気にならなければ大変良いカメラと言える。